LGBTの方へ、そしてLGBT以外の方へ②

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この間、トランスジェンダーの同級生の話をさせていただきました。LGBTのTの方のですね。今日は他のL(レズビアン)G(ゲイ)B(バイセクシュアル)の方について。トランスジェンダーの方は産まれた時の性別と自分が感じる性別が一致しない方ですが、LGBの方々のマイノリティ(少数派)たる所以は「恋をする相手」にあり、トランスジェンダーの方とは根本的に違います。レズビアンは女性の同性愛者、ゲイは男性の同性愛者、バイセクシュアルは男性も女性もいますが、男性も女性も恋愛対象になる方です。本当はもっと複雑なのですが、ここではざっくりとした説明にとどめておきますね。

私はLGBTアライ(理解者)ですが、当事者ではないので、まだまだLGBTの方々にしっくり寄り添うことが出来ていないかもしれません。いたらない部分は許してださいね。

ゲイの男性と結婚した伯母

戦後間もないとき、若い男性がとても少なくなっていた時期だったので、適齢期の女性たちは慢性的な結婚難に悩んでいました。そんな中、私の伯母は結婚相手を探しており、それだけでも難しい状況だったのに、その上「大学卒」という条件をつけ、周りから「無理」と言われていました。でも、必死で探せばいるものなのですね、どなたかが学士号を2つも持っている(つまり2回大学に行った)男性を探しだして来てくれ、結婚しました。

でも上手くいかなかった。母からこの話を聞いたとき、私は高校生だったので、具体的にどうだったのかは知りません。でも、どうも旦那さまになった男性は女性が好きではなかったとのことでした。私の祖父はその男性に家業を教えていたのですが、背の高い美男子でとてもカッコいい人でした。彼は「お義父さん、お義父さん」と祖父を慕い、それが普通の様子ではなかったとのことでした。

そんな訳で伯母の結婚は失敗しました。(その後別の方と結婚し幸せになりました。)もちろん、伯母のことはとても気の毒です。でもそれと同時にその男性はさぞかし結婚するのが嫌だったことだろう… あの時代だから周りから随分強制されたのではないかな…と思いました 。高校生だったので漠然とした気持ちですが。結婚しなくちゃなくて、祖父なんて好きになって、本当に辛かったことだろうと。

同性愛の方々で普通の結婚をされている方はたくさんいます。親友みたいな異性と幸せな生活をしていたり、子どもにも恵まれたり。結婚後に自分が同性愛者だと気がつくケースもあります。レズビアンとゲイの仲良し同士で結婚して、世間の「結婚まだなの?」攻撃をかわしているカップルも。だから同性愛の方との結婚が必ず伯母のような不幸に結び付く訳ではないでしょう。本当に色々なケースがあるのです。また、今の世の中では結婚しないことを選ぶことも、昔ほど難しくないですよね? 同性愛者でなくても、結婚しないひとはたくさんいらっしゃいます。最近は同性カップルに結婚するのと同等の権利を有してもらうべく、色々な条例が整備されつつあり、嬉しく思っています。この場合、選択肢は多いにこしたことはありません。

ただ「結婚」と限らず、日常生活の中で同性愛者が気まずい、生きづらいと感じる場面は本当にたくさんあるのです。例えばあるゲイ男性は恋人がいるのですが、月曜日に会社で同僚に「週末何してた?」と聞かれるのがとても苦痛だそう。どこかに行ったと言うと「誰と?」恋人と一緒に行ったと言おうものなら「いいねぇ。どんな子なの。写真みせてよ。」同性愛者であることを打ち明けるまでの仲ではない場合(それがほとんどでしょう)、本当に困ってしまうのだそう。「一人で過ごしていた…」と言えば「君カッコいいのにもったいないじゃん。誰か紹介してあげようか?」相手に悪気がないだけに辛いものがありますね。

個性を大事にする令和の時代ではありますが、やはり女性が「恋人がいる」といえば、瞬時に男性であるとおもってしまいませんか? LGBTアライだと言いながら、私自身一瞬そう思ってしまいます。恋愛占いのときは、相手の性別がはっきりするまで「彼・彼女」という言葉を使わず、「○○さんの好きな方、意中の方」という言い方をするようにしています。

LGBTの方々が全てを公にして、みんなが納得して…みんなが 安心して暮らせるならどんなに良いでしょう。でもそんなに世の中は甘くない。

恋愛の相手は異性であるという思い込みもさることながら、一番の問題は世間の偏見ではないでしょうか。

世間の思い込みも根強く悩ましいですが、それ以上にたくさんのLGBTの方々が傷ついているのは社会の偏見です。同性愛者だと知ったとたんに相手の様子が一変した経験を持つ方は少なくありません。心ない言い方や態度…だからカミングアウト(自分が同性愛者だと告げること)できないのです。

手相が、ホロスコープが一人一人違うように、幸せの形も一人一人違うはず。時代は進み個性が尊ばれる世の中になりました。LGBTの方々のだけでなく、色々なことで多数派に属さない方がいらっしゃいます。寛容でありたいですね!

お読みいただいてありがとうございました。

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