それは誰に宛てられた言葉なのか

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インターネットで調べてみても全然そんな逸話が出てこない。
おそらく間違ったまま覚えてしまったのだろうエピソードなのですが、
何故だかとても腑に落ちてしまって、間違えたまま私の中で教訓になっている諺があります。

『初心、忘れるべからず』

一般的に「何か物事を始めたときの新鮮な気持ちを忘れないように」」
みたいな意味で覚えられているこの言葉ですが、実はその意味も違うようなんですよね。
初心ってなんなのか?
調べてみると、面白いです。

でも、実は今日の本題はそこでもなくて。
誰もが知っている、この『初心、忘れるべからず』
それは、誰に、どうやって宛てられた言葉なのか? というところにあります。
本当に、どこで聞いたのか、なんでそんな風に覚えているのかよくわからないエピソードなので、
眉唾だと思って聞いてください。

私の記憶の中のエピソードでは、この諺は大事な大事な口伝でした。
ある世界で、ひとつの物事を必死になって極めた人が、免許を皆伝するときに、師匠にそっと教えてもらう言葉だったのです。
「お前はここまで成長した、だから、お前だけに私が師匠から教わった大切な言葉を伝えよう。
お前も、弟子を育てたとき、この言葉を口伝として必ず後世に伝え、絶やすんじゃないぞ」
そうやって、師匠が勿体をつけて(言葉が悪いですが)その人だけに特別に教えてくれる言葉、
それが、「初心、忘れるべからず」だったんです。
だから、その言葉を受け継いだ人は、誰よりも「初心、忘れるべからず」という教えを大切にしたのだそうです。
それもそうですよね、その言葉は、その人だけに与えられた、重要な口伝だったのですから。

どこで聞いたのかもわからない、でもすごく印象に残ってるこの物語、もう私の頭の中でこねくり回された創作なのかもしれません。
でも、私はどうもこの物語がとても気に入っていて、間違っているかもしれないと思いつつ、捨て去ることができないんですよね。

「初心、忘れるべからず」
誰もが知っている言葉ですし、いい言葉だよなと思うこともあるかと思います。
ただ、この物語の「その人」のように、その言葉を受け止めることができているかというと、私はそうできていません。
だから、思うんですよね。

もしも、世の中にありふれた当たり前の言葉を、自分のためだけに与えられた言葉だと信じることができたら。
それって、ものすごく強い力になると思いませんか?

だから、ちょっとだけ気にしてみてください。
もしも、自分がいい言葉に出会ったなら
「これは、私だけに与えられた言葉なんだ」って、「その人」みたいに、信じてみてください。
その言葉は、貴方にずっと寄り添ってくれます。

実は、このブログも、そんな貴方のために書かれたものなんです。

……信じてもらえますかね?

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