
あなたは、あなたの望み、欲求を理解していますか?あなたが人生で成し遂げたいことは、なんでしょうか?
多くの人は自分の感情や思考を「ちゃんとわかっている」と信じていますが、実際には自分を深く理解していると錯覚である事が非常に多いと言われています。
幼少期は両親に「褒められたい。」「喜んでもらいたい。」と周囲の期待に一生懸命応えていきます。その過程で、自分の本心や欲望を無意識に抑え込み、自我がぼやけることも少なくありません。

気づけば、「本当の私」ではなく「誰かの私」になってしまい、自分らしさを見失っているケースもあります。
自分探しに多い“迷走パターン”とは?
自分の人生の目的を見つけたい。と思いながら、早く答えを見つけたい一心で、外側に答えを求めて突破できないループに迷い込む事があります。たとえば、自己啓発・心理学・脳科学・キャリア診断など、外部の講座を沢山受けて、なんとなくわかった気分になってしまいます。

また、他人と比較しすぎる「自己基準喪失パターン」もよくある落とし穴です。SNSの「他人の輝かしい人生」が自分と結びつき、自分が価値のない存在だと感じやすくなります。
さらに、完璧な「人生の目的」を探すあまり、何をやっても満足できない「目標迷子型」もあります。自己矛盾に焦点が当たると、やりたいことすら見えなくなります。
迷走パターンを脱出するには、外側だけでなく、内側の声や少しずつの実感を大切にすることがカギです。
本当の私がわからず迷走しているときの行動ステップ
本当の私がわからずに、迷走している時に、本当の自分の心の声に耳を傾ける方法を紹介していきます。
小さな挑戦で“これが私”を体験する
小さな選択やチャレンジを通じて、「自分らしさ」を実感する機会を増やしましょう。
たとえば週末に興味があったワークショップに参加したり、ひとりでカフェに行って読書してみるなど、「たまには、こんな事もしてみようかな。」といつもの生活ルーティンと違った行動が自分の感覚と向き合うきっかけになります。

新しい試みの結果「楽しかった」「これは違う」と感じることで、自分の価値観や好みが少しずつ形を取り、自分の軸が見えやすくなります。
抑圧された自分と向き合う
抑圧された自分と向き合うためには、心と体を緩めるセルフケアが効果的です。現代社会では頭で考える事が多く、多くの雑音で本当の心の声がかき消されてしまっています。
まず、日々の呼吸法や瞑想で、自分の内側に意識を向ける時間を持ってみましょう。

自分の中に批判してしまう自分や、否定してしまう感情が出てきたら、「そういう自分もいるよね」とやさしく受け入れてみましょう。
人生目的を見つける小さな達成リスト
人生の目的を探るためには、自分が喜びを感じる行動の記録がヒントになります。
「今日は誰かに小さな親切をした」
「初めてやってみたことが楽しかった」
など、日々の“嬉しい気づき”を書き出してみてください。
それらを積み重ねていくと、「人とつながるのが好き」「学ぶのが心地良い」など、自分の根っこの喜びが見えてきます。

小さな行動を通して「こうしたら自分が湧く」という感覚をつかむことが、人生目的の軸をつくる方法です。
脳と筋肉を刺激する自己肯定エクササイズ
運動は心身のトーンを上げ、自己肯定感を高める強力な手段になります。
運動は「達成感」を得やすく、週2回の継続でも自己効力感がアップすることが知られており 、筋力がつくごとに自己肯定感も育ちます。

歩く・スクワットなど簡単な運動でも、脳機能の向上やストレス軽減につながります 。まずは1日10分歩く。や、スクワット10回やってみるなど、今の自分が達成できる数字を目標にしながら行うことで、より達成感を得やすくなります。
毎日の小さな体の動きが「私はちゃんとできている」という実感を生み、本当の私へ向かう足がかりを作ってくれるでしょう。
占いや日々の振り返りで“声を聴く”習慣
占いや日々の振り返)は、あなたの無意識や本音を聴く“心のアンテナ”になります。
週間占いを見たり、タロットで「今週のメッセージ」を引いたりするだけで、自分が何を求めているかヒントが得られます。

日々の振り返りでは「どんな時に心が喜んだか」「どんな瞬間に胸がざわついたか」を問い、自分の内側に耳を澄ませます。
これを毎週の習慣にすると、「私」が何に反応するのかが自ずと見えてきます。
自分との対話が習慣になると、自然と人生はクリアで明るい方向へ向かい始めます。