相手の長所を引き出す傾聴

話を聴いてもらえただけでも、認められた気持ちになることってあるませんか?

人は、「ちゃんと聴いてもらえた」と思った時、“安心感”を得ることができます。安心感があるからこそ、は本来の力や魅力を発揮できるようになります。

傾聴=ただ「聞く」ではなく、「感じ取る」こと

相手の話を最後までさえぎらずに聴き、
うなずきや「そうなんだ」「それはすごいね」といった相づちで
気持ちに寄り添いながら聴く姿勢が「傾聴」です。

相手の気持ちを想像しながら、自分も体感するようにイメージし、感情を分かち合うと、相手にもその姿勢は伝わっていきます。

表情、間、言葉の選び方すべてが、
「あなたの話をちゃんと受け止めています」というメッセージになります。

否定しない肯定の言葉で“存在価値”を届ける

「そんなのダメだよ」「もっと○○しなよ」と言いたくなる場面でも、
まずは「あなたなりによく考えてるね」「頑張ってるのが伝わるよ」と肯定するのが大切。
人は“認められた瞬間”にこそ、自信の芽が育ちます。

肯定は特別なことを言う必要はありません。
日常の些細な行動にも「ありがとう」「気が利くね」と伝えることで、
相手の“当たり前”が“長所”に変わる瞬間をつくることができます。

成功体験を語らせ、強みを自覚してもらう

「自分の才能」に本人が気づいていないケースは多くあります。
そんなときこそ、過去の成功体験を思い出させてみましょう。

才能は「自然にできたこと」の中に隠れている

  • 「これまででいちばん手ごたえを感じた経験って何?」
  • 「そのとき、あなたはどんな行動をしていた?」
  • 「それをやっているとき、どんな気分だった?」

こうした問いを投げかけると、相手は“得意だった瞬間”を再体験できます。
その中にこそ、無意識に発揮されていた才能や長所があるのです。

話すことで「気づき」が言語化され、自信につながる

話しながら自分の行動を振り返るうちに、
「自分って意外と○○が得意かも」と気づけることがあります。
これは、他人から褒められるよりも大きな“自己承認”です。

さらに、「それ、すごくあなたらしいね」「その工夫って才能だと思うよ」と
具体的にフィードバックを返すことで、
相手は“その強みを伸ばそう”という意欲を持つようになります。

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