こんにちは。元漢方薬剤師の占い師にゃん幸実歩です🐈
中医学において、五行の「土・脾胃」は、消化や栄養の吸収に関わります。米の歴史で育ってきた日本人は欧米化した食事で負担を受けている事がとても多いです。
胃の症状は軽視されがちですが、私たちの体の栄養素を取り入れるとても重要な臓であると中医学では考えます。無理のない食生活を心がけていきたいですね。
土の五行と脾胃の役割
「土」は脾と胃に関わり、体内の消化機能や栄養吸収を司ります。脾胃は現代の胃腸のはたらきに近いです。
脾胃は、食べ物を消化しエネルギーや栄養素を生成するために重要です。脾胃が強いと、栄養が体全体にスムーズに供給され、健康が保たれると考えられます。逆に、脾胃が弱くなると、消化不良や栄養不足が起こります。エネルギーが不足すると、疲れやすさや怠さ、気力の低下を感じます。
甘いものや脂っこいもの、アルコールを過剰に摂取すると、脾胃の消化が追いつかず機能が弱ります。
食生活の乱れで老廃物が滞る
消化に良い食品や、身体に負担をかけない食べ物を選ぶことが、脾胃の働きをサポートします。脾胃が弱ると老廃物が滞りやすくなり、怠さやむくみを生じます。
温かいスープや柔らかい食材を摂ることが脾胃に良いとされています。また、冷たい飲食物は避けましょう。
土と感情のつながり
中医学では、感情と臓の関係も重要視されます。
「土」に対応する感情は「思」とされ、過度な思い悩みは脾胃の働きを弱めるとされています。悩みが長く続くと消化機能が滞り、栄養の循環が悪くなることがあるため、心の安定が身体の健康につながります。
また、ストレス、イライラで「木(肝)」が過剰になると「土(脾胃)」を痛めつけてストレスによる胃痛、胃弱を引き起こします。