健康

五行の火は心のエネルギー

こんにちは。元漢方薬剤師の占い師にゃん幸実歩です。

今日は、五行の火をピックアップ✨五行における火に属する五臓は「心」です。心は血の循環に関わります。また精神を宿していますので心の安定や、睡眠にも深い関わりをもっています。

中医学でみるのはたらき

心のエネルギーが不足すると、血流が悪化しやすくなるため、身体の冷えやだるさも感じやすくなります。
また心の栄養が不足すると感情のコントロールが難しくなります。精神的に不安定になって鬱々としたり、不眠、めまいを引き起こします。集中力や忘れっぽくなるなど感じることもあります。

心と血のバランスを保つ方法

心と血のエネルギーを保つためには、リラックスする時間を持つことや、感情を上手にコントロールすることが大切です。特にストレスをため込まないようにすることが必要です。悩み事やイライラした感情を抱え込みやすい人は、自分の不安や怒りなどの感情をノートに書き出してスッキリさせてみましょう。

深呼吸や瞑想も効果的です。また、自然の中でリラックスすることで、心のエネルギーが回復しやすくなります。

侮ってはいけない「土の五行脾胃」消化と吸収の力

こんにちは。元漢方薬剤師の占い師にゃん幸実歩です🐈

中医学において、五行の「土・脾胃」は、消化や栄養の吸収に関わります。米の歴史で育ってきた日本人は欧米化した食事で負担を受けている事がとても多いです。

胃の症状は軽視されがちですが、私たちの体の栄養素を取り入れるとても重要な臓であると中医学では考えます。無理のない食生活を心がけていきたいですね。

土の五行と脾胃の役割

「土」は脾と胃に関わり、体内の消化機能や栄養吸収を司ります。脾胃は現代の胃腸のはたらきに近いです。

脾胃は、食べ物を消化しエネルギーや栄養素を生成するために重要です。脾胃が強いと、栄養が体全体にスムーズに供給され、健康が保たれると考えられます。逆に、脾胃が弱くなると、消化不良や栄養不足が起こります。エネルギーが不足すると、疲れやすさや怠さ、気力の低下を感じます。

甘いものや脂っこいもの、アルコールを過剰に摂取すると、脾胃の消化が追いつかず機能が弱ります。

食生活の乱れで老廃物が滞る

消化に良い食品や、身体に負担をかけない食べ物を選ぶことが、脾胃の働きをサポートします。脾胃が弱ると老廃物が滞りやすくなり、怠さやむくみを生じます。

温かいスープや柔らかい食材を摂ることが脾胃に良いとされています。また、冷たい飲食物は避けましょう。

土と感情のつながり

中医学では、感情と臓の関係も重要視されます。

「土」に対応する感情は「思」とされ、過度な思い悩みは脾胃の働きを弱めるとされています。悩みが長く続くと消化機能が滞り、栄養の循環が悪くなることがあるため、心の安定が身体の健康につながります。

また、ストレス、イライラで「木(肝)」が過剰になると「土(脾胃)」を痛めつけてストレスによる胃痛、胃弱を引き起こします。

現代社会で健康を守る秘訣 「肝」の重要性

こんにちは。元漢方薬剤師の占い師のにゃん幸実歩🐈です。

四柱推命では五行の過剰や不足をみて、生まれ持った体質を知る事ができます。ここで重要なのは、不調が出やすく注意が必要な臓器を知り、生活養生を心がけていくことです。

例え、五行のバランスが良い体を授かったとしても過度な負担をかけ続ければ弱っていきます。特に現代社会においては「肝」を過剰に働かせすぎて疲労している方を多く見ます。

今回は中医学の観点からみた肝について紹介していきます。

現代社会におけるストレスの影響

五行の理論において「肝」は、「木」のエネルギーに属し、気の巡りや感情のバランスを維持する重要な役割を担っています。体内のエネルギーである「気」の流れを調整し、感情面では「怒り」を司る重要な役割を担っています。肝の健康が保たれていると、気がスムーズに流れ、精神的にも安定しやすくなります。

現代社会では、仕事や人間関係からくるストレスが肝に大きな影響を及ぼしています。ストレスが過剰になると、肝の「疏泄」機能が低下し、気の巡りが滞り、イライラしやすくなったり、感情のコントロールが難しくなることがあります。これが長期間続くと、肝自体の機能も弱まり、疲れやすくなるなどの不調が現れます。

イライラやストレスは自分の中に溜め込む事とどんどん大きくなっていき、負担が大きくなっていきます。ストレスを感じた時には誰かに話して心を軽くしたり、運動で発散させることを意識していきましょう。

睡眠不足と肝の関係

肝は「血」を蓄える臓器としても知られ、体内の血が不足すると、魂が安定せず、不安や恐れが増すとされています。特に現代における睡眠不足は、肝の血を十分に補う時間を奪い、精神面にも影響を与えやすくなります。

理想の就寝時間は22時です。肝の時間である23時から3時に熟睡できると、1日の体の疲れを十分に回復することができます。同じ睡眠時間であっても、睡眠による回復力が変わります。

しっかりとした睡眠を確保し、肝に休みを与えることが大切です。

目の酷使による肝への負担

肝は目とも深い関係があります。現代の生活では、パソコンやスマートフォンの長時間使用により、目を酷使することが多く、これも肝に負担をかけます。目が疲れると肝のエネルギーが消耗され、さらに目の不調だけでなく、精神面でもイライラやストレスが増す要因となります。定期的な目の休憩と適切なケアが肝の健康を守る鍵です。

寝る前にダラダラとスマートフォンでネットサーフィンやSNSを閲覧する時間はできれば避けたいところです。

スマートフォンでぼーっと動画をみて休んでいた時、目の疲労や頭痛を感じたら、赤信号です!画像処理って神経や脳に負担が大きいのでしっかり休めましょう。

依存気味の人は思い切って動画やSNSのアプリをアンインストールするのも一つの手です。

長期的なアルコール摂取と肝への影響

お酒を飲むと、肝はアルコールを分解し、解毒するために働きますが、その過程で大量のエネルギーを消耗します。特にアルコールの摂取が過剰になると、肝の機能が低下し、気や血の流れが滞る原因となります。これにより、肝の「疏泄」機能がうまく働かなくなり、ストレスの増加や感情の不安定さを引き起こすことがあります。

適度な飲酒は、肝に対する負担を軽減するための第一歩です。飲酒量を抑えることはもちろんのこと、定期的に肝の休息期間を設ける「休肝日」を取り入れることも効果的です。また、アルコールを分解するために必要な栄養素を含む食材(あさり、しじみ、枝豆、鶏肉、カレーなど)をしっかりと摂取することで、肝臓の機能をサポートできます。