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こんにちは那由多嶺です。
毎週日曜日にハートフル上野店で鑑定をしています。
12:00-21:00(最終受付20:30) お待ちしております
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突然ですが、26~28歳は悩みまくるお年頃です。
私自身28歳が一番辛かったですし、この年代の方はよく鑑定にいらっしゃいます。私が呼んでいるのでしょうか。
「よく頑張ってるね」と声を掛けたくなります。
それもそのはず、この年代が辛いのは
「占星術的」にはサターンリターン
「人文科学的」にはクォーター・ライフ・クライシス
として立証されているからです。
自分の人生、これでいいのか!?
そう悩むなら、自然の流れなのです。
占星術的には「サターンリターン」
土星の周期は29.5年。
その人が生まれた時の土星の位置に、現在の土星が帰ってくるのが約29.5年。
28~30歳に転機があると言われています。
私は、転機の前2年が一番迷い、前に進めなくなり、苦しむ時期だと感じています。
26~28歳が辛いと考えているのはこのためです。
ルル・ラブア先生著『占星学』ではサターンリターンに関して以下のように述べられています。
成熟した社会人として、社会的義務に対する自分の態度を決定する時にあたります。転機となる出来事としては、結婚あるいは離婚、転職、独立、親との決別が上げられます。(中略)正しい判断で選択を行うことが、幸運に結びつきます。
仕事至上主義の人にとっては仕事で行き詰まりが、
結婚願望の強い人にとっては恋愛で行き詰まりが、
対人に自信がある人にはトラブルメーカーが投入されたりと
「アンタの人生観、変えちゃいなよ!」と土星が締め付けてくるので
本当、いろいろ悩みます。
ここを乗りこえるとけっこう色んな度胸が坐るんですけどね。
人文科学的には「クォーター・ライフ・クライシス」
日本語訳では「四半世紀の危機」らしいですが、20代後半から30歳までが人生最初の辛い時期とされているようです。
「クライシス」って言葉を和訳すると「悲劇」!?
いやーん、怖いじゃない。
論文、「THE AGE YOU’RE MOST LIKELY TO HAVE A QUARTER-LIFE CRISIS(ロビンソン博士)」によると4つのフェーズに分けられています。
フェーズ 1:
仕事や恋愛、対人関係などで、先が見えない閉塞感を感じたり、他人が羨ましく見える。
フェーズ 2:
「ここから抜け出さなければ」と感じ始め、あらたな人生設計を模索する。まだここでは「自分の力でなんとかできる!」と踏ん張りがきいている。
フェーズ 3:
自分の力で何とか出来る…と思いきや現実が思いのほか厳しいと思い始める。ここが最大の閉塞感ポイントで「人生タイムアウト」の状態。仕事や恋愛から遠ざかり、『自分って何者なの?』というモラトリアム状態に陥る。
フェーズ 4:
少しずつながら、先の目標や自分のやるべきことが見えてくる。
フェーズ 5:
フェーズ4に対して、熱意をもって取り組めるようになる。
だいたい鑑定にいらっしゃるのはフェーズ3後期の方ですね。
星を見ると土星か月…ときどき木星が絡んでいるなぁと感じます。
*あと、論文は意訳です
占いに行こうかと思ったときはもう停滞期終了?
先ほど述べた通り、フェーズ3の終了地点に居る方が鑑定にいらっしゃることが多いです。
「自分の力ではどうにもできない…」と諦めたくらいでしょうか。
2~3年、一人で苦しんでいたんだなぁと思うと私もいたたまれない気持ちになることもしばしば。
「あと〇か月で土星が抜ける」「月の移動が〇月だからそれまで待ってね」とかお伝えすること、たびたびあります。
フェーズ1,2の方は、占いに行こうと思う余力すらないのかもしれません。
ということで、占いに行こうかなと思ったら、停滞期の終了のサインかもしれません。