独り言

人との距離は腹六分

荘子の「君子の交わりは淡きこと水の如し」という言葉があります。

意味:徳のある人の人付き合いは水のようにあっさりしているが、その友情はいつまでも変わらない。

友人や職場の人間関係、ご近所付き合いなど、どの程度まで仲良くなっていいのか、どこまで踏み込んでいいのか分からなくなってしまうことはありませんか。

人間はどうも、仲良くなればなるほど情が入ってしまうものです。

良かれと思ってしたことが、相手にとっては全く異なる受け取り方をしたり、

相手にとって心地い距離間が自分にとっても同じとは限らなかったり。

どんなに気にかけていたり、愛情を抱いていても、相手の負担にならないように心がける。

学生時代から仲の良い地元の親友とは、どちらかが会いたくなったら連絡し、日にちを決めて当日お茶をして2時間程度でバイバイ。

それも2~3カ月に一度ぐらいのペース。

いつからか私たちにはそれが当たり前になっていて、かれこれ20年近くそんな感じ。

恋愛でもこの距離感は当てはまります。

特に太陽星座または月星座(またはどちらも)で蟹座をお持ちの方は、持ち前面倒見の良さから相手に尽くしてしまい、気付いたらお母さんになっていたり。

突き放すとは違うし、無関心でいるわけではないけれど、我が子のはじめてのおつかいを温かく見守る母のような気持ちで、そーっとしておいてみる。

良い人間同士でいれるように、相手のことを綺麗に見える距離感をキープすること。

そうすれば、お互いが心地の良い温度感と距離間で関係性を維持することができるはず。

巳鈴

魂の傷が癒えた話

遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

一年間の時間の流れの速さに驚きを隠せずにいますが、今日も平然を装い過ごしております。

占い師という職業上、年末年始は特に年運を出すためにホロスコープをたくさん拝見するのですが、

ついでに自分のもチラっと開いた際に、普段はあまり触れないある小惑星に珍しく目がいきました。

鍵のように見える記号。「キロン」または「カイロン」と呼ばれる小惑星で、西洋占星術において「魂の傷」を表します。

このキロンはホロスコープ上の、どのお部屋に入るかで自身のトラウマや傷付いた原因が分かります。

私自身、友人関係や集団、コミュニティを表す11室にキロンが入っているため、

学生時代から限られたグループに入るのが何となく苦手でした。

自分と合うグループまたは組織がなかったり、

自分がよそ者だと感じたり、

自分以外の子たちで遊びに行っている様子がSNSで上がっていたり。

いっそのこと、自分が傷付かないように人と距離を取りはじめたら、いずれかそれが当たり前になっていたり。

昔の記憶なのでうろ覚えですが、これらをどこかしらで学生時代から経験していたような気もします。

社会に出てからは、関わる人を選べたことで学生時代のような息苦しさは感じなくなりました。

そんなことを普段意識しない中で、先日仲良しの占い師仲間と3人でご飯を食べに行った時のこと。

キロンの話題になり、久しぶりに自身の傷に触れることに。

過去の傷を打ち明けることで、少し恥ずかしいと感じることもありましたが、

仲間の一人が「私たちといることで充分でしょ?」と発した一言で肩の力が抜ける感覚がありました。

皆から好かれる私である必要もないし、

学生時代のキラキラした思い出は多くなくていい。

誰かの心の中で思い出してもらえるのも、ほんの数人でいい。

見栄を張ったり、背伸びする必要なんてなく、今を生きていればそれでいいんです。

自分にとって必要や、傍にいてくれる人は必ず近くにいます。

占いハートフル 上野店 巳鈴