このまま4のカードも解説していきます♪

左上♠️(ソード)の4

自分より先に独り立ちの旅に出た、赤い風車のある街で占いをしている先輩魔女の話を聞いてお別れした後、自分はどこの街に行こうかと思案しているキキの姿です。
本来ソードの4のカードにはおやすみとか休息の意味がありますが、今回は助言やアドバイスの意味と取れます。ひとり静かに聞いた助言を吟味して今後の行動に繋げていく必要があります。
右上🩷(ハート)の4

ジジが『破れた黒猫のぬいぐるみの身代わりとなってカゴに入って届けられて欲しい』とキキに言われて『見つかっちゃうよー』と叫んでいるシーンですね。
先方に届けられている間に、キキが部屋の掃除をするという交換条件でウルスラが破れたぬいぐるみを繕うことになり、仕上がった物を目的のお宅に届けたら救出される訳です。それまで、ジジは子どもに放り投げられたり散々な目に遭いながらもぬいぐるみの役を全うします。
カップの4は自分の置かれた現状への不満を表します。確かに子どもに放り投げられた時のジジは良く耐えていたなと思いますよね。
映画ではそんな状況のジジに訳知り顔のセントバーナードが、そっと助け舟を出してくれます。
左下♦️(ペンタクル)の4

一般的に、お金や物への執着を表すペンタクルの4ですが、このシーンでは二人の関係性が気心が知れた安定したものになっていくのを表します。
キキがトンボに初めて会ったシーンでは、トンボがあまりに話しかけてくるのでキキはツンケンしていました。
ニシンのパイの子の誕生パーティの時を経て、そこからかなり時間が経って再会し、トンボの渾身の力作空を飛ぶ自転車を見せられます。
トンボのオタク語りを聞かされてキョトンとしながらも受け入れているキキが愛らしく見えます。
右下♣️(ワンド)の4

以前ニシンのパイの配達をお願いされた老婦人に再会したキキは思わぬ形で自分へのプレゼントを渡されて思わず涙を堪えます。愛あるやり取りの後に微笑む二人。
ワンドの4は今までの努力や苦労が報われて、とても充実した気持ちで、ひと心地つける時間ですね。
魔女宅の中でも心温まるシーンのひとつですね。