魔女宅トランプ解説その9

このまま9のカードの解説も進めます。

♠️(ソード)の9

ホウキが暴走して警察官に追いかけられたキキをトンボが助けます。自分の飛ぶ力が不十分な自覚もあるので、やたら声をかけて来るトンボの態度に、キキは不機嫌そうに横を向いて応じません。

ソードの9は絶望感のカード。

新しい街でウキウキするような体験が待っているかと思いきや、コントロール不可のホウキに、警察官から飛ぶなという魔女にとっては理不尽な命令、そんな自分にお構いなしに話しかけてくるトンボといきなりのカウンターパンチに絶望感いっぱいで心が折れて仏頂面にもなりますね。

そんなキキと対照的にトンボはいくら冷たくされてもめげずに話しかけていきます。逆位置だと心が折れない、気にしない、図太いとも解釈できるでしょうか?

🩷(カップ)の9

重たい荷物を運ぶ依頼を受けますが、この仕事の後でパーティにも参加したいので、スピードを上げるためにも集中力が必要です。

ジジにも黙っててと声をかけながらまっしぐらに目的地に向かうキキです。

カップの9は充実感で心が満たされるカード。

仕事もプライベートも予定が埋まって、忙しいキキの心が満たされている状態ですね。

♦️(ペンタクル)の9

お届け物屋さんの仕事が止まってしまって飛ぶ機会も無く久しぶりにホウキを手にしたキキ。飛ぶ力が弱くなっている事に気づいて愕然とします。

ペンタクルの9はライダー版など一般的なタロットでは9枚のコインとともに小鳥を手にした豊かさをあらわす女性が描かれたカードです。

9という数字は完成をあらわす10のひとつ前の数字でもあります。

キキが魔女として成功していく前の葛藤を描いている場面ですね。

♣️(ワンド)の9

魔女の宅急便一番のクライマックス後のシーンですね。トンボを助けにデッキブラシのコントロールにも集中してあとひと息で手が届くという場面で、ロープが切れて皮肉にも猛スピードで落下していくトンボ。もうダメかと思ったところにキキが追いつき、ゆっくり降りていく二人の真下には大きな黄色くて丸いシートが広げられていました。大勢の街の人たちによって万が一の墜落にも対応がなされていたのですね。守りを固める、非常時に備える意味のカードです。

魔女宅トランプ解説その8

御徒町駅パンダ広場前は今日から三日間ミネラルマルシェ開催されてます

暑さもまだまだ真夏日続きですが、バテていませんか?冷たい飲み物ばかりでなくて、たまにはあったかいお茶やお味噌汁飲んだり、思い切って熱いお鍋などを食べてみても良いかもしれないですね。

さてさて引き続き魔女宅トランプ解説していきます♪

♠️(ソード)の8

キキは時計台に惹かれて街に入っていきます。最初は『魔女だよ』という街の人たちの囁きに応えるようにおすましでホウキを操ってゆっくり下がることができました。

しかし途中で集中力が切れてホウキのコントロールが上手くいかず暴走してしまいます。

本来のソードの8は剣に囲まれて動けないと思い込んでいるカードですが、このシーンではコントロールを失って暴走の意味になりますね。

♦️(ペンタクル)の8

キキが初仕事の後、パン屋のご主人に作ってもらった看板を店先に出してもらえるようになりました。そうは言っても続けて次の仕事の依頼がすぐ来るはずもなく、待ちぼうけ顔のキキです。頭の上で彼女の自意識の象徴であるリボンがより一層大きく見えます。これからの生活のことを考えて、このまま仕事の依頼が無かったらと、ちょっと不安な気持ちに押しつぶされそうになっています。

一足飛びに利益を得たいキキの気持ちと対照的に、キキの周りにはコツコツこれまでの技術を積み上げてきた、パン屋のご主人の自慢のパンが所狭しと並べてあります。

ペンタクルの8は職人気質のカード。パン屋のご主人のように日々の努力を積み重ねて来た人が到達できる地点です。

🩷(カップ)の8

トンボからパーティの招待状を受け取ったキキ。初めての体験に戸惑い、キキには黒い粗末な魔女のコスチュームしかないので、パーティに行くのを諦めようとします。黒い服のことを口にしたキキにおソノさんは『黒い服は女を魅力的に見せる』とパーティに行くように説得します。

カップの8は新しい場所、新天地への誘いです。招待状を受け取った人には、迷わずそちらに向かって欲しいと思います。

♣️(ワンド)の8

デッキブラシを手に入れて、子どもをあやすように言うことを聞かせて、なんとか操縦して飛ぶことができたキキは迷わずトンボのもとへ飛び上がります。

そうは言ってもデッキブラシなので普段のホウキ以上にコントロールが難しい様子。

久しぶりに空を飛んだキキは地面スレスレまで落ちたり、また飛び上がったり、苦戦しながらもトンボに近づいていきます。

デッキブラシを手に入れてからの話の展開としては早いですよね。ワンドの8は急展開のカード。早く状況が変化していく時に出るカードです。

探し物のありか

魔女宅トランプも連続でマンネリ化して来てますので小休止です。

お天気もいったん雨降りで、涼しくなったかと思ったら、これまで以上に猛暑日がつらくなってますよね。

涼しそうな木陰をどうぞ。

暑いとついつい、片付けや諸々のことが面倒になりがちですよね。

家に帰って郵便物を開けて確認するのも後回しにしてしまったり、大事なものほど机や引き出しの奥深くにしまっていたりしますよね。

片付けた場所をうっかり忘れてしまうこともありますよね。

だいたい大事な物ってしまう場所決まっていたりしますよね。だから同じ場所をずっと探して、ぐるぐるして煮詰まってしまったら。

引き出しを出してその奥を見てみてください。

その段だけでなくて、あるだけの引き出し全部出してみましょう。

探していた書類や封筒が一番下に落ちてること良くありませんか?

つい先日私もこれをやりました。

簡易書留で届いた封筒が無い無いと探し回って、この状態で出て来ました。

家族も今朝、探し物が無いと言って来たので、同じように探してみたらとアドバイスしたところ、やっぱり引き出しの奥を探ったら出て来たとのこと。

暑いとお片付けもついつい雑になりがちです。探し物が見当たらない時は引き出しの奥を見ることおススメです。

写真は泥の中から咲く蓮の花

魔女宅トランプ解説その7

土曜日の御徒町駅前パンダ広場では盆踊りが開催されて屋台も賑わって来ました。

近くのお店に貼られていたポスターです。日曜日まで二日間開催されるみたいですね。

今日も真夏日、北の方は雷雨も降っているようですが、引き続き魔女宅トランプは数字の7の解説です。

左上より♠️(ソード)の7

大きな時計台を見つけて、キキは自分の拠点をこの街にしようと決めます。

キキはまだ良く中身がわからないけれど、時計台が素敵という雰囲気をよりどころに、この街を自分の成長するための場所にしようと街の中へと向かって行くシーンです。

ソードは知識のカードですが、7番目では自分の知識を使って更なるステップアップを目指すような時に出てくるカードですね。

右上♦️(ペンタクル)の7

大破した空飛ぶ自転車と海辺の間に座って、トンボの空を飛びたい想いをキキは静かに聞いていました。、そこへ再びニシンのパイの子のグループが車に乗って現れます。ニシンのパイの子達は働いているキキに自立して凄いという思いと遊んでいる自分達とは違うという思いが交錯するシーンも出て来ますが、今回はトンボの発明に対する試行錯誤がテーマです。

トンボにとって空飛ぶ自転車は、一瞬空に浮いた実績を今回得ることができましたが、まだまだ改良の余地の残る未完成品です。

今後も試行錯誤が続きます。

左下❤️(カップ)の7

パン屋のご主人がお届け物屋さんの看板をパンで作ってくれました。そこにはホウキに乗って空を飛ぶ女の子、魔女のキキが空を飛んでいる時の姿がパンのリースの中央に配置されています。

初仕事を終えて、予想外に時間がかかり、帰りが遅くなったキキですが、その看板を見て無口なご主人の労いの想いを受け取ります。

愛の溢れる感動的なシーンのひとつですね。

右下♣️(ワンド)の7

トンボを助けるためにデッキブラシをゲットしたものの、飛ぶ力を失っていたキキはトンボを早く助けたいという想いが原動力となり見事に飛ぶ力を復活させます。

そうは言っても初めて手にする道具というのもあり、操縦が難しく、暴走したり、急降下したり、ホウキとは勝手が違うのに戸惑いながらも『お願い、良い子にして!』とデッキブラシに呼びかけながら、なんとかトンボの方へと近づいていきます。

ワンドの7は、孤軍奮闘のカードです。

次の8での解説になりますが、映画冒頭の時計台の街に入って自分のホウキで暴走している時の表情から成長しているのを見比べてみるのも感慨深いものがあります。

魔女宅トランプ解説その6

どんどん解説を続けます。

左上♠️(ソード)の6

前回の5のブログで書いてますように、家畜用列車の中の構造が、上に干し草、下に牛となっています。干し草の上でキキは夜間休んでいましたが、その下で牛も眠っていました。夜が明けて牛も目を覚まし、餌の干し草を食べ始めます。干し草を食べると、だんだんキキの近くに牛の顔が近づいているのですが、休んでいるので気づきません。そのあとキキは牛におしりを舐められて、ようやく下に牛がいると気づきます。ここにいつまでもいられないとわかり、移動を余儀なくされます。

ソードの6は移動を余儀なくされる時、新しい場所へ誘われる時のカードですね。

ライダー版タロットであれば、簡単な船に乗せられて後ろの漕ぎ手にいく先は委ねられて、移動を余儀なくされる後ろ姿の人物が描かれていますよね。

私の手持ちのタロットはサーフボードです

右上🩷(カップ)の6

お届け物の黒猫のぬいぐるみの身代わりになったジジを助けてくれたセントバーナードです。この犬のおかげでジジは家人に気づかれずに家の外に出ることができました。そこにタイミング良く、ぬいぐるみを手にキキが戻って来ました。ジジがキキに『あのひとが助けてくれたんだよ。』と知らせます。

カップの6は過去や記憶のカードですが、このシーンではセントバーナードの裏表のない純粋な心、ひいては信用できる態度と解釈します。

ジジの言葉から彼を信用できると思ったキキは『お願い出来ますか?』の言葉とともに、黒猫のぬいぐるみをセントバーナードに託します。

左下♦️(ペンタクル)の6

キキがトンボの発明空飛ぶ自転車に乗せられ猛スピードで走ったあと大破した自転車を横におきながらも、なおトンボのオタク語りが続きます。その横には飛行船が陸に繋がれています。彼の空を飛びたいという憧れの象徴です。それとともに魔女のキキも空を飛ぶ力で生活し自立しているので、彼にとって憧れの存在なのです。

一般的なタロットでペンタクルの6は施す人と施される人が描かれています。

人に施すことができるような自立した存在、もしくは施される側から見たら憧れるような存在とも読めるかもしれないですね。

右下♣️(ワンド)の6

テレビで飛行船のロープに宙吊りになったトンボを見て街に助けに向かったキキ。人混みを掻き分けて、何かホウキの代わりになるものがないかと探しているところにデッキブラシを手にした掃除のおじさんを見つけます。思わず貸して欲しいとキキはおじさんに駆け寄ります。

ひとまずキキが空を飛ぶためのお膳立てが揃いました。

あとはキキがこのデッキブラシを手に飛ぶだけなんですが、飛ぶ力を失っていたキキは復活できるのでしょうか?

クライマックスのひとつ前とも言えるシーンですよね。

ワンドの6は勝ち確カードとも呼ばれています。条件は揃った。あとは勝ちを取りに行くだけだという状態です。

こちらも一般的なワンドの6を見てみると

勝ち確カードの名に相応しく、馬上でワンドに勝利の花輪をつけて凱旋する人物が描かれています。

魔女宅トランプ解説その5

このままどんどん解説進めていきます♪

左上♠️(ソード)の5

自分が住む街を探すための移動手段として貨物列車の中に入ってくつろぐキキ。

どの街がどんな様子かもわからないので列車に入ってくつろごうと思いたちます。

家畜の移送用の列車なので、列車の上部に設けられた棚に干し草が積んであります。干し草の下には牛が繋がれており、上を向くと餌の干し草が食べられるようになっています。

そんな構造になっているのを知ってか知らずかキキは黒いワンピースを脱いで、しばし休憩の時間です。

ソードの5は手段を選ばず、合理的な方法を取る事も厭わない姿勢を表します。

右上🩷(カップ)の5

ぬいぐるみの身代わりになったジジを一刻も早く助け出したいと、本物のぬいぐるみを墜落地点まで探しに行ったキキ。そこで初めて画家のウルスラと対面します。カラスたちと友達のように振る舞うウルスラにぬいぐるみを探させて欲しいとお願いし、首のところがほつれているものを発見します。『お客様の物なのにどうしよう』と困り顔のキキに、部屋の掃除を交換条件にぬいぐるみをウルスラが繕う事になりました。

カップの5は大切な物を失った喪失感を表します。

お客様の品物であるぬいぐるみを傷つけてしまったというキキの感情を表すカードですね。

左下♦️(ペンタクル)の5

空飛ぶ自転車が出来上がって初披露なんだとトンボはキキを乗せて試運転です。海岸線脇の道を車をすり抜けながら猛スピードで走っていきます。キキは海に目を奪われています。

ペンタクルの5は通常は貧困や困難を表すカードです。

ペンタクルは着実な努力を表します。

トンボの自転車は、この後一瞬ふわりと宙を飛びますが、車が行き交う中で風圧に耐えきれず大破します。

一応宙を一瞬飛ぶという目的は果たされましたが、まだまだ課題の残るトンボの発明です。

右下♣️(ワンド)の5

キキが老婦人のお宅に伺ってお手伝いさんと三人でテレビで飛行船の中継を見ていました。陸に繋がれて止まっていた飛行船が突然浮き上がり、止めようとしてロープを掴んだトンボが宙吊りになった姿がテレビに映されます。

キキは『私の友達なの』と老婦人に告げてトンボの救出に向かいます。

ワンドは情熱の象徴ですが、空を飛べなくなったキキの心に友達を助けたいという情熱が、これから化学変化を起こすのを感じさせる瞬間ですね。

魔女宅トランプ解説その4

このまま4のカードも解説していきます♪

左上♠️(ソード)の4

自分より先に独り立ちの旅に出た、赤い風車のある街で占いをしている先輩魔女の話を聞いてお別れした後、自分はどこの街に行こうかと思案しているキキの姿です。

本来ソードの4のカードにはおやすみとか休息の意味がありますが、今回は助言やアドバイスの意味と取れます。ひとり静かに聞いた助言を吟味して今後の行動に繋げていく必要があります。

右上🩷(ハート)の4

ジジが『破れた黒猫のぬいぐるみの身代わりとなってカゴに入って届けられて欲しい』とキキに言われて『見つかっちゃうよー』と叫んでいるシーンですね。

先方に届けられている間に、キキが部屋の掃除をするという交換条件でウルスラが破れたぬいぐるみを繕うことになり、仕上がった物を目的のお宅に届けたら救出される訳です。それまで、ジジは子どもに放り投げられたり散々な目に遭いながらもぬいぐるみの役を全うします。

カップの4は自分の置かれた現状への不満を表します。確かに子どもに放り投げられた時のジジは良く耐えていたなと思いますよね。

映画ではそんな状況のジジに訳知り顔のセントバーナードが、そっと助け舟を出してくれます。

左下♦️(ペンタクル)の4

一般的に、お金や物への執着を表すペンタクルの4ですが、このシーンでは二人の関係性が気心が知れた安定したものになっていくのを表します。

キキがトンボに初めて会ったシーンでは、トンボがあまりに話しかけてくるのでキキはツンケンしていました。

ニシンのパイの子の誕生パーティの時を経て、そこからかなり時間が経って再会し、トンボの渾身の力作空を飛ぶ自転車を見せられます。

トンボのオタク語りを聞かされてキョトンとしながらも受け入れているキキが愛らしく見えます。

右下♣️(ワンド)の4

以前ニシンのパイの配達をお願いされた老婦人に再会したキキは思わぬ形で自分へのプレゼントを渡されて思わず涙を堪えます。愛あるやり取りの後に微笑む二人。

ワンドの4は今までの努力や苦労が報われて、とても充実した気持ちで、ひと心地つける時間ですね。

魔女宅の中でも心温まるシーンのひとつですね。

魔女宅トランプ解説その3

引き続き魔女宅トランプの解説をしていきます。

今回は数字の3のカードです。

左上から♠️(ソード)の3

これから旅立つ13歳のキキに、はなむけの言葉をかける母親のコキリです。映画の中では母親だけでなく父親とも別れを惜しむシーンはあるのですが、カードでは母親とキキのふたりが描かれています。これまで13年間という時間を共にしてきた両親との愛の時間を振り返るシーンですね。

ライダー版などのタロットではハートに剣が三本刺さっている痛々しいカードなので、正位置では強い精神的なショックで深く傷つく事や、悲しみに暮れることを表します。

今回のこのシーンについては逆位置、別離の悲しみから回復していくという解釈が近いと思います。

右上🩷(カップ)の3

前回書いた🩷(カップ)の2の続きである、雁からのメッセージを解釈し損なって横風を受けて墜落したシーンですね。

カラスの巣の上に落ちてしまったので、カラスたちが大騒ぎして、黒猫のジジに『魔女なのに鳥のメッセージを受け取れなかった』と嘆かれるキキです。

本来🩷(カップ)の3は協調や楽しさなど、みんなで集まって楽しくお祝いするような場面なのですが、この場面も逆位置の解釈である心が通じ合えない、冷たい空気感を表します。

左下♦️(ペンタクル)の3

空を飛べなくなったキキが、おソノさんに頼まれて徒歩で頼まれ物を届けに行くと友達のトンボの家でした。おソノさんからの気分転換を兼ねた粋な計らいの時間ですね。

本来空を飛んでお届けものをするという正攻法ではなく、歩いてもできる仕事をおソノさんから頼まれて、キキは届け先がトンボのところとは知らずに現地に向かいます。

本来のやり方とは違うけれども、空を飛んでお届けものをするのとは違う、報酬を得るというだけでなく、過程を楽しむことの重要性を表すカードになります。

右下♣️(ワンド)の3

ウルスラから絵のモデルの依頼を受けて、目の前に座るキキ。街とは違って夜は冷え込むので暖かい飲み物を手に毛布にくるまっています。

ウルスラの前でキキは自分が今回仕事でスランプに陥って飛べなくなったと話を始めます。そんなキキの話を受けて、自分の過去を振り返りウルスラは『そんな時はジタバタするしかないのだ』と経験を語っています。

ワンドの3は未来への展望を考える時間。自分の話をして心を落ち着かせつつ、ウルスラからの絵のモデルという依頼に心を躍らせるキキの瞳は輝いています。

魔女宅トランプ解説その2

三連休が明けて雨降りからお盆休みは夏の陽射しが降り注ぐ御徒町です。

再び魔女宅トランプをシーンとともに2のカードの解説を書いていきます。

左上から♠️(ソード)の2

キキが13歳の旅立ちにあたってワクワクと準備をしているシーンですね。

彼女は楽しいことばかりに目を向けて、これから体験するであろう苦難や苦悩については考えが及ばない状態です。

数字の2はあるひとつのものに対して相対するものを意識に昇らせます。

右上🩷(ハート)の2

キキが初仕事を引き受けて、意気揚々と空を飛んでいると雁が『もうすぐ強い横風が来るから気をつけて』と注意喚起の鳴き声をあげます。

しかしその声をキキは的確に受け止められず、風の煽りを受けてこの後墜落してしまいます。

もしリレーションが上手くいっていれば、墜落することなく横風をかわすことができていたのでしょう。

正位置なら相思相愛的な意味で使われるカップの2ですが、このシーンでは逆位置のコミュニケーションが上手くいかず誤解が生じるという状態を表しています。

左下♦️(ペンタクル)の2

キキがずぶ濡れになりながらニシンのパイを運んだために熱を出して寝込んでいる間、黒猫のジジはちゃっかりとご近所の白猫ちゃんと仲良くなってました。

寝起きを共にするキキが寝込むというのは、ジジにとっても一大事なはずです。

キキを労りつつも、ご近所の白猫ちゃんも気になると、双方のバランスをとりながら確実に猫としての生き方を全うしているジジです。

右下♣️(ワンド)の2

新しい作品のモデルにキキを採用したいとキキの住む街まで画家のウルスラが迎えにいきます。そのあとヒッチハイクしながら田舎へと案内した自宅のアトリエで、これからどう作品にキキを描こうかとビジョンを頭に描いているウルスラの姿がこのカードです。

キキを迎えにいったのも、約束した訳でもなく思いつきのようにふらっと現れて偶然キキと出会えたような幸運なタイミングでした。

モデルのキキを目の前にして、画用紙を手に持ち満足そうにキキを見つめているウルスラ。

事の発端は無謀なように見えても、情熱と着地点があれば満足のいく結果に結びつくことを表すカードですね。

ハッキリ答えが欲しい時のカードたち

お盆休みの浅草にも夏の陽射しが戻ってきています♪

それでも40度に迫る気温の日々を通りすぎたせいか、いくらか過ごしやすく感じますね。

普段使っているカードはこれまで、タロットカードが3種類、オラクルカード5種類。

これに魔女宅と、紅の豚トランプにルノルマンカードを組み合わせて占っています。

新しく『YES! NO! MAYBE… TAROT 』をお迎えしました。

ハッキリ答えが欲しいとき。

答えを白黒つけたい時。

ストレートに答えを受け取りたい時。

そんな時活躍してくれるカードです。

刺激的なイラストにジジもドギマギしてます☺️

でも、どうしてもはっきり答えが出せない時のために『MAYBE 』のカードもあります。

大アルカナ22枚のうちYES が12枚、MAYBE が6枚、NOが4枚の構成です。NO が出る確率かなり低いですよね。

これまでYES or NOの答えが欲しい時には、エンジェルアンサーオラクルカードを使っていました。

こちらは全部で天使👼の数字44枚のカードのうち、YES とYES ! そしてNO とNO!が一枚ずつ入っています。

お客様からも『私も使っています♪』と良くお声がけいただきます。

他のお客様では『タロットのリーディング動画で有名ですよね』とお話いただくくらい、使いやすいオラクルカードですね。

ご相談の内容によっては西洋占星術や数秘術から鑑定に入ることも多いですが、白黒つけるにはカードが一番わかりやすいので、使っているカードをご紹介してみました。