こんにちは。千起です。
いつもブログを読むで下さりありがとうございます。
浅草は羽子板市も今日までです。
明日からは一気に年の瀬への準備に追われて行きます。
あなたの今年は如何でしたか?
今日は今年あまり上手く行かなかった方にお話ししましょう。
数々ある占いの方法に「易占い」があります。
その「易経」のお話です。
易経はこの世を陽と陰で出来ているとしています。
この陽と陰の組み合わせを8通りにしたものを八卦と呼び、これの上卦と下卦とで全部で64卦のお話となっています。
その64卦の始まりは「乾為天」という大成卦になります。
そして64卦の最後は「火水未済」になります。
今日はこの最後の「火水未済」についてのお話です。
この卦の象徴は未完成です。
何故始まりが剛健を象徴する「乾為天」から最後の未完成に終わる「火水未済」なのでしょう。
最後なのに終りでない。
この意味こそが易経の真髄です。
何故易経では「火水未済」の象徴の未完成で終わりなのか?
それはこの卦の裏(変卦)に「水火既済」という展望が開けているからです。
つまり、未だ済らずは、対応さえ誤らず進めば、いずれは必然的に既に済るに至るという事です。
最後がハッピーエンド(大成)では無い事に易経の生き方が有ります。
人の運命は「極まれば転じ、往けば復るが天地の理」
だから、今現在が上手く行ってない場合にも未来があると言うのです。
盛衰はこの世のならわしです。いかなる繁栄も永遠に続くことはありません。同様に逆もまた然り。
易経の表す64卦の運命の卦の最後の卦は「諦めるな」という話でした。
あなたが望むものは後少しです!
諦めないでください!
最後まで読んだ頂きありがとうございます。
千起