冷えが不眠の原因に
暦の上では春に突入しましたがまだまだ寒い日が続きますね。
最近よく眠れないというご相談を受けたりもします。お客様の多くは悩み深くて眠れない場合もあるのですが日中の体の冷えの影響で夜になかなか寝付けないケースもあるようです。
今回は冷えを防いでフィジカルな面で不眠解消をしていく食べ物での温活のお話です。
まず漢方では食材を五性といって体に与える作用ごとにわけて考えます。
体を温めるもの→【熱】＞【温】熱は温より温める作用が強い
体を冷やすもの→【涼】＜【寒】寒は涼より冷やす作用が強い
どちらでもないもの→【平】
どれがいい悪いというわけではありません。大切なのはバランスです。いくら寒いからといって【熱】の食べ物ばかりを摂取しているとのぼせやすかったり、胃腸に負担をかけてしまいます。
逆に夏の場合は体内に熱を籠らせないように適度に【涼】や【寒】の食材を摂ったほうが快適に過ごせます。
暖かいお茶でも冷える？
色味が茶色でいかにも温まりそうなウーロン茶、プーアール茶は実は【涼】なのです。
食事中にとるのはいいですが頻繁に日中に飲むと冷えを加速してしまうことに。
涼しい見た目の緑茶はやはり【涼】です。
コーヒーは【平】これも意外ですね。コーヒーで温まりたいならコーヒーに香ばしいシナモンを足して下さい。シナモンは【熱】。体を温めるコーヒーに早変わりです。
手軽に飲める紅茶は【温】です。寒い日にポットに入れて持ち歩くなら紅茶がお勧めです。
さらに温める効果を高めたいのなら生姜をたして生姜紅茶にしてください。生姜は【熱】です。
またダイエットの補助でお茶を飲みたいのならウーロン茶ではなく杜仲茶はどうでしょうか？体脂肪や中性脂肪を減らす作用がありながら【温】です。ダイエット中なら冬は杜仲茶、夏はウーロン茶に変えるのもよいですね。
お酒の好きな方、安心してください。お酒は【温】です！適量であれば血行をよくして体を温めてくれます。ただしビールは例外です。冷えます。氷でキンキンにして飲むお酒も冷えの原因になるので飲みすぎに気を付けてくださいね。
お肉は【熱】は羊肉、【温】は鶏肉、豚肉、鶏肉。ハーブ類は【温】のものが多いです。
覚えておいてバランスよく上手に摂取して冷えにくい体にしていきましょう。
暖かくしても寝付けない悩みごとが気がかりなどメンタル面でお一人で解決できない相談はハートフルで解決のお手伝いを致します。お気軽にお話をしにきてくださいね。
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神咲 ひなた