私は9歳から武道を嗜んできて一番よかったなぁと思うことは『武道の精神』が身についたことです。これは生きていく上でも、とても役に立つ考え方ですのでシェアしたいと思い、ここに綴らせて頂きます。
武道には『礼に始まり礼に終わる』という精神があります。これは対戦相手に対して敬意があることを示しています。どのような相手でも、どのような結果でも感情をコントロールして礼儀を果たします。
ただの人間関係であっても勝負の世界でも大切な精神だと思っています。私自身「相手がいなければ勝つことも負けることもできない。色んな経験、感情を身を持って知ることが出来るのは相手がいるからだ」ということを常に感じておりました。勝つ喜びも負ける悔しさも相手がいて初めて実感することができますよね。そう考えると感謝が生まれるように思います。
好きとか嫌いとか関係なく、自分がどういう人間でありたいかが大切なように思います。危害を加えてくるなど特別な状況以外、誰が相手でも挨拶をするし敬う気持ちを忘れたくありません。「ありがとう」も「ごめんなさい」も相手を敬うからこそ自然と出るものかと思います。
勝負とは一見、相手との戦いのように見えますが実際は日頃の自分との戦いだと思っております。日々の自己研鑽により、精神を逞しくさせ、技術を磨いていくことの延長線上に勝敗が待っているように思います。心を整えるのは何かや誰かではなく、己のみです。自分の在り方、思考、言動を整えることで自然と精神が整います。新しい時代に乗りつつ、古き良き精神も織り交ぜていくことで柔軟に適応できるのではと思っています。拙い言葉でしたが、もう少し上手な文章が書けるようになりましたら、もっと分かりやすくお伝えできればと思います。私もバーションアップが常々必要です。頑張ります!