自分があたりまえだと思っていること、つまり、常識は人によって異なります。
まずは、常識って、何?と問われたときにあなたはなんと答えるでしょう。
常識とは、健全な一般人が共通に持っている、または持つべき、普通の知識や思慮分別。だそうです。
しかし、普通の知識や思慮分別が意味をもたなくなるときがあります。
それは、恋におちたときです。
人を好きになったときには、常識が意味をなさなくなる。
自分以外の存在に恋こがれるとき、「あのひとのきもちをしりたい」とつよくおもいます。
「わたしがこんなに好きなのだから、あのひともわたしを好きなはず。好きじゃないわけがない。」
もしくは、「わたしはあのひとのことをこんなに好きだけど、あのひとがわたしなんかを好きになってくれるわけがない」ともはや、常識、理論が崩壊した思考回路になっています。
自分のおもいこみにとらわれて、身うごきが取れなくなっています。
好きな人のことしか考えられず、思わず、電話、ラインを何回もしてしまいたい衝動にかられます。
常軌をいっした行動にでてしまいそう。
そんなときには、どうすれば良いのでしょうか。
恋の呪縛から逃れるには、一度、その場所からはなれることです。
好きな相手から、身も心もはなれ、自分自身とむきあいましょう。
自分のやりたかったこと、行きたかった場所をかんがえて、自分に余裕をもたせてあげてください。
恋する相手への、根拠のない、おもいこみや妄想にとらわれているあなたの表情や態度は、切羽詰まっているでしょう。
それでは、恋する相手はもちろん、まわりの人たちも、あなたからとおざかってしまいます。
そんなときには、魔法の言葉、「まっ、いいか。」とつぶやいてください。
「なるようになるさ。」
自分の心さえ、自分のおもうようにならないのだから、相手の気持ちをあれこれ考えて、じたばたするのは、時間がもったいない。
手に入れたいとおもったら、一度、とらわれているものから、はなれることです。
視野を広げ、恋する相手以外のものに目を向けてみてください。
よみたかった本、行きたかった場所、見たかった映画。
新しいことを吸収し、別の世界に視野を広げることで、「あれ、なんだか、雰囲気変わったよね。」とおもわせ、相手をあなたのテリトリーにひきよせましょう。
自分のおもいこみにがんじがらめになりそうなときは、「ま、いいか。なるようになるさ。」とつぶやいてみてください。
朝日奈希