ライバルは自分

私は9歳から武道を嗜み大人になってからも携わらせて頂いております。そういった経緯で高校生の指導に赴いた時、生徒の話を私が何でも聞くという時間がありました。競技のこと、モチベーションやメンタルのこと、自分自身の悩みなど色んなことを聞いて答えていたのですが、ある生徒が『ベルさんのライバルは誰ですか?』と聞いてきました。私は『自分だよ』と答えました。『誰かや結果にとらわれると、誰かに勝った時や結果を得たら目的や目標を失ってしまうからね。毎日自分を更新する気持ちでいればメンタルもブレないし、自分も向上するし、何かに惑わされることもない。これは競技だけではなく、人生において言えることだよ』と、文章以上にもっと嚙み砕いて伝えました。

高校生の子供たちは『なるほど!』と目をキラキラさせて頷いてくれていました。成長に大きなジャンプアップなんてなくても、一歩一歩自分を乗り越えた先に確実な成長があります。お互いに高めあうライバル関係も、もちろん素晴らしいし『全国制覇』など目標を掲げることも素敵なことです。その根底にあると良いのがブレない精神、モチベーションの維持だと思うので昨日より今日の自分、今日より明日の自分が1mmでも成長することを目指すと意思も強固となります。さらに『勝って兜の緒を締めよ』ではないですが、勝ったからと驕ることもなく、謙虚な気持ちも維持できると思っています。

この精神は昔から変わらず占い師になった今でも持ち続けている自分のモットーでもあります。

なぜ、このブログを書いたか?夢でみて思い出したからです。懐かしい気持ちになりました。

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