こんにちは。

お若い方々は、恋に仕事に、忙しく充実した日々を送っているかと思います。

一方で、高齢になってくると、認知症や色々な介護の問題も出てきますね。

認知症になる方、ならない方、それぞれですが、ご家族が認知症になると、介護者に大きな負担がかかってきます。主にその子供や、時には孫が面倒をみるかもしれません。そうして様々に介護の苦労をします。

一方、認知症の方は、色々わからないと言っても(例えば、道がわからない、お金の計算ができない、今日がいつか分からない、といった状況など)、全部が分からない訳でもありません。最後、寝たきりになってまでも、お気持ちはあると言われています。

普段の何気ない日常のことでも、やり方も手順も忘れてしまい、思い出せないのに、頑張って自分でやろうとして、かえって、周囲に色々な負担がかかることもしばしばです。

認知症の介護の何が大変なのか。

人により症状も様々で、介護の一律な答えはなかなか一言で言えません。アルツハイマー型、レビー小体型、前頭側頭型などを含め、いくつかの分類はありますが、それでさえ、実際には区分がきれいに分かれる訳でも無く、混ざった症状であったり、本当に症状は人それぞれ、千差万別です。

些細な日常で、そんなことくらいできるでしょう、ということが、思いがけず出来なくて、本人がそれでも頑張ってしまい、その結果、おかしな行動を取ったようになり、周囲に時間と手間をかけさせてしまう事もあるでしょう。

だんだん進行して寝たきりになってくれたほうが認知症の方の介護は楽になる、とよく言われますが、まだ少々元気なうちは、思わぬ余計なことをしたりするのです。

認知症の方の介護は大変です。

認知症の方の頑張ろうとする気持ちや、逆もまた、絶対やりたくないという気持ちは凄まじく、理性的な声かけで何を言っても聞き入れられない場合も多くあります。

物忘れ的なものが進行していくと言われる認知症の方であっても、それだけ、目には見えない心の力というのは大きいものなのです。

さて、あなたはご自分の中に眠る見えない心の力を今、上手に扱えていますか?

辛さを抱えながら、1人で苦しんでいることは無いですか?

心の力は、上手く使えば追い風になりますし、無視して閉じ込めようとすれば、大きな向かい風になって大きな抵抗も呼ぶかもしれません。

見えないから、大したことない、と無理をせず、ご自分の心の声をしっかりと聞いてあげて下さいね。