
よく恋愛の延長上に結婚があると思われていますが、これは少し違います。
恋愛という電車が線路のレールを走っているとします。途中にある分岐点で真っすぐそのまま進む方向が「このまま付き合いを続ける」で、関係を切り替えて分岐線つまり全く違う方向に進むのが「結婚」になります。
今は、婚活で結婚前提に知り合い条件をみてサクっと付き合って結婚に至る場合がありますが、これはこれで別の話になります。今度、西洋占星術の観点から自分に向いているのは恋愛結婚なのか婚活結婚なのかを書きたいと思っています。話が脱線しましたが、戻します。

恋愛というのはハッキリ言うと何の責任もないですよね。自分の悪い所を隠すことも出来るし、楽しい時だけ過ごすこともできますから。お互い燃え上がっていれば尚更、周りは何も見えないし何も聞こえないし。問題が起きても所詮、個人で解決するしかないですしね。ところが結婚となると完全に話が変わります。
こんなことを言うと結婚したくなくなってしまうかもしれませんが、結婚は「覚悟」です。良い時も悪い時もお互いを支えていくという絆を育み、至らない自分を夫婦生活や子育てを通じて成長させていかなくてはいけません。たまに「ありのままの自分で」なんて聞きますが、ありのままというのは「私、変わりませんから」という宣告と同義です。人は変化してこそ、成長し人として磨かれ輝きます。
美味しい所だけ楽しい所だけ・・・とは、いかないのが結婚です。でも、それ以上に確かな幸せや辛いことを一緒に乗り越えた時の幸福度は恋愛では感じられないものがあります。恋愛にも結婚にも良い所があります。ただ、別物であると知ることで自分はどちらを走りたいか迷いが減るようになると思います。ぜひ、ご参考まで。