【心理タロット】

『タロット』から学ぶ【新たな始まり】

コートカードと呼ばれる人物カードの『ワンドのペイジ』から学ぶことをお伝えできたらと思います。

「ワンド」は木の棒で情熱や創造の象徴でもあり、願望は自分で掴み取っていく能動的な意味を持っています。そして、ペイジは年齢的に若者を指します。この若いワンドのペイジが自分の願望・情熱を持って自ら掴んでいくための新たな一歩を踏み出すのに大切なことを教えてくれていますので、ぜひ参考まで。

新たな始まり・・・言葉にすると簡単ですが、勇気や向上心、好奇心などをしっかり持っていないと、なかなか前へ進めないように思います。車もそうですが車輪が動き始めればこそスムーズに動き出しますが、一番最初の車輪を動かすまでの労力がかかりますよね。それと一緒で最初というのは何でもヘビーだったりします。その自分を後押しする思いの強さが必要になります。

そして、もう一つ大切なのは自分はどうしたいのかを確認する作業を常々するということです。走り出したら止まらない・・・ではなく、スタートを切ったとしても途中で「本当にこのまま進んで大丈夫なのか?」「自分がしたいことに沿えているか?」を冷静に考え試行錯誤することが必要です。走り出す前も後もしっかりと準備を怠らないことが失敗しても立ち上がる力となってくれます。

ワンドのペイジは「ピュア」という意味もあります。新鮮な気持ちで取り組む純真性というのは周りが手助けしようという気持ちになり、サポートしてくれたり、応援してくれたりします。一人で出来ることは限られています。様々な助けに感謝して新鮮な気持ちで前進して参りましょう。

【タロット】コートカード

タロット78枚の中身は大アルカナ22枚、スートカード40枚、コートカード16枚で出来ています。以前、私が『タロット』から学ぶ【~】シリーズでブログに書いていたのは「大アルカナ」でした。今度は、コートカードという人物カードについて知って頂けたらと思います。

まず、コートカードで性格を知ることができます。それも他人軸なのか自分軸なのかを見極めることもできるんですよ。自分の性質から他人の性質まで分かります。そしてタロットと言えば4つの道具、ワンド・カップ・ソード・ペンタクルがありますが、その道具の持つ意味や性質、思考や言動も知ることが出来ます。

ちなみに人はワンド・カップ・ソード・ペンタクルの要素をそれぞれ持っていて、どの性質が割合多いか判断します。その割合自体も自分の状況や現在の環境などでも変わったりします。自分はワンドの性質だと一度占いで出たとしても子供を得たりするとカップの性質が強まったりすることもあります。ですので、今の自分は一体どういう思考で、どういう性質だろうと見直してみることも良いと思います。

では、次のタロットのブログからコートカード人物カードから学べることを投稿して参ります。

『タロット』から学ぶ【完成】

タロットのⅩⅩⅠのカード、THE WORLD(ワールド)の象意は『完成』です。このカードはゴールに到達したことと同時に自分の限界が見えることを教えてくれます。達成したと言うと、おめでたい雰囲気で幸せな気持ちになりますが物事はゴールしたと同時に新たなスタートラインに立たされることも意味します。自分の力量を知ることの意味を理解する必要があります。ぜひ参考まで。

人生はスタートとゴールの繰り返しです。例えば学生さんであればテストで考えると簡単で、テストが終われば次のテストの勉強が始まりますよね。終わったと思ったら次、次・・・こんなに高頻度でなくても生きているとある程度、達成しては新たな方向に選択して進んでいくことが多くありますよね。

そこで達成する度に突き付けられるのは自分の実力や自分の限界だったりします。そこで自分の力に対して自信が持てなかったり、ネガティブに捉えてしまう人もいます。よくない例だと自分の結果や限界に目を背けてしまう人もいたりします。気持ちは分からなくもないですが、自分の限界を知るということは自分の活かす方法を得ることでもあります。

自分を知る人こそ他人を知ることが出来ると言います。自分という人間の知ることで行動や思考、人間関係の可能性を広げていくことができます。人には得て不得手があり、その限界を理解することで自分の殻に閉じこもったり過信するということがなく前向きに対処していけるのではと思います。

ワールドのカードは、タロットの中で一番満ち足りたカードとなります。恋愛運や仕事運、金運など色んな運において良い意味合いをもたらしてくれます。ただ、ここがピークとならないように成長は必要不可欠となります。新たな道を模索したり、興味のある方向を開拓したりと自分を深ぼることは成長にも自分自身の世界を作るうえでも欠かせない行動になります。自分の引き出しを沢山作って参りましょう。

『タロット』から学ぶ【復活】

タロットのⅩⅩのカード、JUDGEMENT(審判)の象意は『復活』です。このカードはⅡのTHE HIGH PRIESTESSのカードで自分と向き合いながら冷静に知識を蓄え、ⅩⅠのJUSTICEのカードはⅡで得た正当な知識を基に感情に振り回されない判断、決断をすることにより、今回のカードで結論がでることを教えてくれています。清く正しく公平性のあるバランスの取れた思考・言動というのは、良い結果を導き出してくれます。

真っ当に生きているとズルい人をみたり、良いところだけ搔っ攫う人を見ると「真面目に正直に生きてるのバカみたい・・・」と思うことがありませんか?私は子供の頃、よく思っていました。正しい道を歩むとズルをして近道を通った人よりも長く歩かなくてはいけないし、疲れるし、自分もズルしても良いんじゃないかと思ったりしてしまいます。でも、その近道って本当に近道なんでしょうか?

自分の辿り着きたい場所へは遠回りに見えるかもしれませんが、正しい道を着実に歩むことで次に歩く人の道しるべになり、自分が正しいというだけでなく人の為にもなっているんです。自分自身も困難があっても正しい道を必死で歩き、後ろを振り返った時に乗り越えた自信が自分に残ります。確かに過程は「無駄なんじゃないか・・・」と不安に駆られたり、自信を持てなくなる時もあるかもしれませんが、その確実な一歩一歩が自分の底力になるので信じてほしいんです。

ジャッジメントのカードは、意識改革という意味もございます。地道なことを誠心誠意コツコツと続けることで新たな価値観が生まれたり、滞っていたことに対して道が開けたりします。アイディアというのはイマジネーションも大切ですが自分に沢山の経験や知識がないと生まれません。外から吸収するだけでは活かせないんです。自分という人間に深みがなければ。深みを増すためには沢山の経験と知識を正しく蓄えてイマジネーションを膨らませていくことです。

『タロット』から学ぶ【成功・成就】

タロットのⅩⅨのカード、THE SUN(サン)の象意は『成功・成就』です。このカードは成功するために必要不可欠な心の在り方を教えてくれます。このカードに辿り着くまで、誘惑や困難や試練など様々なことを乗り越えています。色んな問題にぶつかり、乗り越えていく中で自分がどうあるべきかを知ることが出来ます。ぜひ参考まで。

そもそも成功ってなんでしょうか。人をうまく出し抜くこと?良い結果さえ得られれば何をしても良い?人を蹴落としても自分が這い上がれたら良い?きっと、どれも違います。自分が険しい道を必死に進んで転んでボロボロになっても何かを掴んだ時に大切な人たちに『よかったね』『頑張ったね』と自分が嬉しいと感じるのと同じように喜んでくれることかと思います。

つまり、まっさらでひたむきな気持ちが人の心を動かし、成功という感覚を味わうことが出来るのではと思います。私事ですが、スポーツを必死でしてきた人生経験があります。私が高校最後の年。小学生の頃から地元をあげて応援して頂いてきて他県にも応援してくださる方が多くいました。応援頂いた気持ちに対して『恩返ししたい。感謝の1年にしよう』と目標を立てました。

自分の為に戦うよりも何倍も力を得たという実感がありました。ただただ、ひたむきに全力で『日本一強いのではなく、日本一全力を尽くした自分』でありたいと思い過ごしたことを今でも覚えています。

インターハイで優勝した時は『よかった。恩返しできたかも』と思いながら会場を出るとチームメイトや家族、全国の仲間が「おめでとう!」と泣きながら駆け寄ってきてくれた時に成功という名の『幸せ』を得たと思っています。つまり、ただ勝っただけでは得られない『成就』というものを実感しました。このカードは『まっさらな正しい心が成功へ導く』ことを教えてくれていて、まさに私が経験したものと同じだなぁと感じ、今回は長くなりましたが綴らせて頂きました。

サンのカードは成功の為には必ず誰かの助けがあることも伝えてくれています。私の経験も然り。自分一人の力ではなく、応援してくれた方、支えてくれた方、チームメイトや家族など多くの助けがあって初めて勝利を得たと思っています。自分一人で出来ることなんて、たかが知れていますから。有難いの一言に尽きます。感謝です。

『タロット』から学ぶ【最終試練】

タロットのⅩⅧのカード、THE MOON(ムーン)の象意は『最終試練』です。不安や困難、変化する不安定な状況というのは自分自身が試されている事象であると教えてくれるカードです。不透明な未来、見通しが立たない現実という不安や迷いを乗り越えるのは自分自身しかいません。頼れるのは自分・・・という強い気持ちを持つ必要があります。

人生とは自分が正しく真っすぐに歩いていても暴風に見舞われたり、叩きつけるような雨に打たれるようなことが起きます。急に分かれ道を選択しなくてはいけなかったり、歩いていく先に不穏な雲があっても進まなくてはいけなかったり波乱万丈です。ですが、そんな時こそ自分を信じる必要があります。

例えば分かれ道に差し掛かった時、進む先を多くの人が進むからという理由で進んでから失敗した時に「自分が選んだんじゃない」と逃げることが出来ます。でも、この逃げの思考というのは自分で正さないと永遠とループしていきます。何が起きても「誰かのせい」「何かのせい」と思い込むことで責任を持ちたくないんです。でも、どんな理由であれ自分の足で自分が進んだ以上は自分の責任です。この感覚を持つことで失敗も成功も自分の糧となります。

ムーンのカードは恐怖に打ち勝つと必ず自分の願望を掴めるという意味もございます。自分の願望は自分で叶えるという事です。ただ、根拠のない自信や努力が伴わない願望というのは当たり前に叶いません。自分を知り、自分の進む方向を見定めコツコツと前進していく先に願望成就が待っています。人生で困難や問題にぶつかった時、自分でしっかりと考えて覚悟を持って進んでみてくださいね。

『タロット』から学ぶ【希望の星】

タロットのⅩⅦのカード、THE STAR(スター)の象意は『希望の星』です。このカードは自分の求めるものというのは自分の心にあることを教えてくれます。Ⅷのカードのバージョンアップ版なのですが、Ⅷのカードは「受入れる」で受入れる対象は周囲の人や事象でしたが今回は自分自身という、より深くより近く自力では見えにくい場所となります。一番目をそらしたい自分自身の弱い部分に触れる必要性を教えてくれますので、参考にして頂けたらと思います。

自分の求めるものというのは表面上、山ほどあるかもしれません。しかし、本当に自分の心が求めるものに気づいていない人が多いように思います。では、なぜ気が付かないのか。いえ、気づけないのか。それは自分自身すら触れることを恐れる琴線だからなんです。知ることが怖いから見ないんです。抉られるから。時には心が壊れるかもしれない事実とぶつかる可能性があるから。でも、そこを見る勇気を持たないとどんどん自分の気持ちを遠ざけて本質から目を背けていく人生となってしまいます。

本質的な幸せや希望を得たければ、自分の心を誤魔化してはいけません。直視することは怖いことですが。自分の弱さや迷いすらも受入れた時に初めて自分の進む方向が照らされるような感覚になるかと思います。一番身近にある自分の心を粗末にしないこと、そして視界がぼやけた時は慌てて進むのではなく自分がどうしたいか心に問うことが大切になります。

スターのカードは、自分の情熱を注ぐという意味もございます。でも、感情的にならず。え?情熱って感情の最たるものでしょ?と思うかもしれませんが、情熱と言うのは確実な行動です。自分の望むこと、自分の叶えたいものの為には情熱という確かな行動を冷静に行う必要があるということです。難しいけど大切なことです。

『タロット』から学ぶ【自己改革】

タロットのⅩⅥのカード、THE TOWER(タワー)の象意は『自己改革』です。人が成長するためには大きな変化、それも痛みや苦痛を伴う改革ともいえる変化が必須となることを伝えています。今の自分にしがみついて変化や成長を拒むのか、これからの人生のために自分の古い概念を打ち破って成長の道を進むのか、どちらも苦しいですが未来は後者にあります。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

人は守られた環境やゆとりある状況をわざわざ壊そうとすることは少ないと思います。たまに破壊的な方がいたり、悪い意味で壊してしまう方もいますが、自分が向上するために敢えて厳しい環境に身を置くことを選ぶ・・・言葉としてはカッコイイし憧れますが、なかなか出来ることではないですよね。自分の限界を決めつけないで挑戦してみる・・・やはり言葉にすると簡単ですが実際は難しいですね。

実際に守るものがあったり、昔からの古い考え方に縛られていたりすると、変わる恐怖や変化への不安が先走るかと思います。留まることが安心安定ではないのですが、現状落ち着いていると、このままで良いと思ってしまったりして必要な変化にも対応する気になれなくなったりします。その足に根っこが生えたような状況だと、いざという時に動けないということになります。

タワーのカードは「浄化」の意味もございます。ショッキングな出来事でも、それによって変化が起こり物事が清算され、新たな風が吹くことで自分が思い込んでいた縛られた思考から解放されること、すなわち浄化となります。まさに「雨降って地固まる」ということです。とても深く、衝撃的なカードではありますが力強い確かなメッセージを授けてくれます。このカードが出た時は身構えるというより心柔らかく柔よく剛を制す精神で参りましょう。

『タロット』から学ぶ【依存】

タロットのⅩⅤのカード、THE DEVIL(デビル)悪魔の象意は『依存』です。このカードは自分では気づけない依存の在処を教えてくれます。THE LOVER Ⅵのカードでは選択に必要なバランスについてお話しましたが、より深いバランス感覚が必要だということを伝えているのが、このカードです。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

人には様々な欲求があります。それ自体は当たり前のことであり、普通なことです。その当たり前の欲求もコントロールを失い許容範囲を超えだすと強い拘りとなったり、そのものに依存してしまったりします。つまり過剰な欲求が依存に繋がるということは、依存の在処は『自分自身』ということになります。

依存してしまうのは「そのものが魅力的だから?」「相手も依存してくるから?」違います。万が一、何かや誰かが依存してきたとしても自分が興味がなければ何とも思わないですよね。自分にも欲望があるからこそ『依存』というのは成立するということです。簡単に言うと「自分を縛っているのは、自分である」ということです。

デビルのカードは、ぬるま湯状態を表し、抜け出せない状況を示しています。居心地は良いのかもしれませんが良い状態・・・とは程遠く自分に甘く、悪循環であることを伝えています。上記の通り、依存の在処は自分です。つまり自分が変われば万事変わるということです。他責から自責に転じることが「脱依存」に繋がります。一歩ずつ着実に参りましょう。

『タロット』から学ぶ【内部からの変化】

タロットⅩⅣのカード、TEMPERANCE(テンペランス)の象意は『内部からの変化』です。このカードは、変化とは一体どういうことで何をもたらしてくれるのかを教えてくれます。そしてⅤのカード、THE HIEROPHANT(外部からの変化)のレベルアップ版です。外面的なことではなく、自分の核心という弱い部分に触れて、本当の変化とは何か?変化に必要なこととは何か?ということを追求していきます。

人は大なり小なり様々な問題にぶち当たります。でも、問題をややこしくしているのが「自分の心」だということに気づいている人が殆どいません。その証拠に自分が変わるのではなく状況や相手に変わることを求める人が多いように思います。なぜ、自分は変わらなくて良いのか?それは自分は間違っていないと思っているからです。そこに大きな問題が隠れていることに気づかせてくれるのが、このカード。

環境や状況と共に人は柔軟に変化していかなくては生きていくことが苦しくなってしまいます。つまり本当に必要な変化とは自分の心の在り方なのです。自分を縛っているのは自分の思考や価値観です。自分が変わるだけで見える世界が変わったり、違った視点を得るのです。状況や人を変えるまでもなく、自分が柔軟な視点と美しい心を持てたら、自ずと現実と心のバランスが取れるようになるのですから。だからと言って何でも従順になることや全て飲み込む・・・というのは違います。それは、ただの『言いなり』です。大切なのは「自分にとって良い方法」の選択ではなく「自分を含め全体に良い方法」を理性的に合理的に考える「しなやかさ」になります。

テンペランスのカードは『心のコントロール』を示します。理性と感情をコントロールすることで様々な環境に適応したり、調和することが出来ます。このバランス感覚は、時代が大きく動く中で必要な能力の一つであると思います。もっと簡単にいうと臨機応変にいきましょう!ということです。変化を恐れず参りましょう。