【心理タロット】

『タロット』から学ぶ【ターニングポイント】

タロットⅩのカード、WHEEL of FORTUNE(ウイールオブフォーチューン)の象意は『ターニングポイント』です。このカードは「自分が成長するきっかけ」というのは必ずしもポジティブな出来事ではないことを教えてくれます。ぜひ、参考にして頂けると幸いです。

例えば、お客様で「長年、一生懸命働いた所を辞めることになり、落ち込んでいる」という方がいました。こんなに頑張ってきたのに・・・と全て失ったような気持ちだったようです。しかし鑑定をすると、これは人生の転機であり生活を見直すチャンスだったんです。過労&不規則なお仕事だったので年齢的にも「人生のサイクル」を変える時ということでした。

一見、ネガティブな出来事に見えることでも、その人にとって必要な変化を教えてくれるカードでもあります。結果、規則的なお仕事に就くことができ、穏やかで自分のことを安定的に考える時間も持てるようになったようです。ネガティブな思いに打ち勝ち、自分で乗り越えて得た結果なのでアッパレです👏

ウイールオブフォーチューンのカードはチャンスの訪れも示しています。チャンスというのは、そう何度も何度もやってきません。だからこそ、目の前にやってきたら是が非でも掴みたいですよね。チャンスを掴むためには日ごろから正しい心、強い意志、動く勇気を鍛える必要があります。私も掴めるように、日々気を付けて過ごしております。

(お客様に許可を頂いてブログに書かせていただきました!ありがとうございました)

『タロット』から学ぶ【見つめる】

タロットⅨのカード、THE HERMIT(ハーミット)の象意は『見つめる』です。このカードでは今までの自分を振り返えり自分自身を理解し、これからの進む方向や自分にとっての幸せを見極める必要性を教えてくれています。今まで進んできた道の一区切りであったり、分岐点で大切な行動の一つになります。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

『見つめる』というのは『自己探求』です。世の中の当たり前や世の中の幸せを基準にするのではなく、自分にとって幸せを感じれることは何だろう?と考えることが必要です。例えば、おしゃれなレストランで高級な料理を食べることはSNSで映えますし、世の中では幸せなこと羨ましいことの一つになるかと思います。では、本当の自分はどうだろう?私の場合、お休みの日に自分でお弁当を作ってお天気の良い外で子供とピクニックをすることが何より幸せなんですよね。風でそよそよ揺れるお花を見て「気持ちよさそうだね」と話したり、空を飛ぶ飛行機を数えたり、たんぽぽで指輪を作ったり・・・全然映えないし、見る人から見たら「何が楽しいの?」と思うかもしれません。しかし、例え共感は得られなくても私の心は幸せに満たされています。これが、誰のものでもない私の幸せなのです。

多くの経験や様々な知識から幸せの形は変わるでしょうし、変わることは必然かと思います。でも「優越感」という幸せの尺度は他人から認められなければ得られないものでもあります。本当の幸せ、本当に心が喜ぶことを自分の中で見つける必要があります。

ハーミットのカードは『孤独・内省・単独』など一人で自分と向き合う意味もございます。つまり自分の心と向き合う時は一人で集中することが大切になります。「孤独」というよりも「孤高」という方が正しいようにも思います。孤高とは自らの志を守ることを言います。それも頑なに我を張ることとは違い、自分の範疇で自分の大切なものを守る心の柔らかさが大切なように思います。私も常に肝に銘じている感覚です。

『タロット』から学ぶ【受入れる】

タロットⅧのカード、THE STRENGTH(ストロング)力の象意は『受入れる』です。このカードは『受入れること=人間の真の強さ』を教えてくれます。ちなみに『受入れる』というのは流されることや曖昧にすることではありません。しっかりと理性を持ち『受け止める』『許容する』ことを言います。ぜひ、参考にしてみて下さいね。

人は誰しも自分の中に正義があったり、正解を持っています。それに、そぐわないと攻撃的になったり、冷たい態度を取ったり感情的な言動・思考を持ってしまうように思います。その正義や正解の範囲が狭いと、より許せなかったり譲れなかったりするかもしれません。でも、よく考えると世の中の良し悪しって、かなり大きなグラデーションがあるように思います。つまり、色んな価値観や考え方、思想がある訳です。

「アドラー心理学」で有名なアルフレッド・アドラーが『自分が正しいと思った瞬間、すでに他人との争いが始まっている」と言った言葉に『受入れない』状態の全てが凝縮されているように思います。自分の中に正解は1つでも見渡せば沢山の答えや正解がある訳で、その小さな正義を振りかざして新たな可能性を潰し、心や視野が狭量であることを自ら晒すことは、とても醜い争いの一歩であるように思います。自分の正解や正義を持ちつつ相手を許容する心の広さ、人を許せる人間本来の強さが『受入れる』ことだと思います。

ただ決断できず曖昧に相手に合わせることは、また少し意味が違います。そういう人は、相手のペースに引きずり込まれたり、自分自身を見失って迷子になっていってしまうので、別の問題です。今回は、自分の信念はしっかりと持ったまま人を理解したり一つの個性と認める強さのことを言っています。受入れる・・・という意味では似ていますが、全然違うものです。

ストロングのカードは悟ることを示すカードでもあります。悟りとは仏教では「迷いを去って心理を得る」ことを言います。表面的なことで相手を知った気になって判断するということは勿体ないように思います。色んな側面を見て、一人の人として受け入れてみると世界が少しずつ広く見えてくるはずです。その美しい瞳で色んな世界や色んな人を沢山みて下さいね。

『タロット』から学ぶ【戦う】

タロットのⅦのカード、THE CHARIOT(チャリオット)の象意は『戦う』です。このカードでは戦うだけでなく、戦って「勝ち取る」ための条件を教えてくれています。戦う・・・というとピンとこないかもしれませんが、要は「自分の願望を叶える」ことや「頑張って成功させる」ということです。ぜひ参考にしてみてくださいね。

『戦う』というのは『勝利する』ための行動ですよね。置き換えると結果を得るために努力(行動)するということなのですが、その成功の条件は「短期間で犠牲を伴っても突き進むこと」なのです。全てを抱えた状態、つまり手が塞がっている状態で身軽に動き出せるか?ということです。余計なものは切り捨て、自分の足枷になるようなことは断ち切る必要があります。そういった余分なものを削ぎ落し、満を持して一点集中、全力投球するということです。そういった覚悟を持つことで「勝利」つまり成果を得ることが出来るということです。

チャリオットのカードは、相反する力をコントロールするという意味もございます。自分の弱さすら克服したり、困難すらも追い風にする迷いのなさが必要です。不安や心配が結果を揺らがせます。大丈夫、自分を信じて恐れず突き進め!と応援し、良い結果が待っているから負けるな!と叱咤激励をしてくれる頼もしいカードでもあります。ただ、うっかりもしやすいので計画や努力はしっかり詰めましょうね。

『タロット』から学ぶ【選択】

タロットⅥのカード、THE LOVERS(ラバーズ)恋人の象意は『選択』です。人生は常に選択の連続です。その選択に必要な考え方を教えてくれるカードとなっています。ぜひ参考にしてみてくださいね。

自分の範囲で小さな選択なら自分の欲求や関心の高いものを優先しても良いかもしれません。しかし、他者が関わることや大きな選択において必要なのは「バランス」になります。なぜバランスが必要なのか?それは、理性的な配慮が必要になるからです。自分がしたいように、自分が思った通りに全て押し通すことで周囲がどう感じるか想像したら容易に理解できますよね。

物事には「善と悪」「理性と本能」といったように反対の意味あいが表裏一体で存在します。表裏一体であっても『選択』の仕方一つで全然違う道を辿ることになります。ですから、他者と関わるような選択の場合は特に自分の「好き嫌い」や「苦楽」という感情で判断してはいけないのです。常に客観的にどちらの方が良い選択になるかを考えて選ぶことが必要があります。

ラバーズのカードは誰しも心の中に「天使と悪魔」がいることを伝えてくれます。色んな形で誘惑があるでしょう。その誘惑に対して恐れて目を背けるのではなく、自分の弱さや勝手なところがあったと知ることが必要です。自分を知り、学び、そこから調和の取れた選択をしていくということが大切だと教えてくれています。

『タロット』から学ぶ【変化】

タロットⅤのカード、THE HIEROPHANT(ヒエロファント)法王の象意は『変化』です。それも「外からの変化」です。自分が変わりたくなくても周りの状況、状態において変化を強いられることは、よくありますよね。その変化を『進化』にしていく術を教えてくれるカードです。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

人間というのは急であったり、極端に変化が起きた時、不安や心配からネガティブな感情に支配されてしまいます。冷静さを欠いた状態では、当たり前に判断出来ていたことが出来なくなったり、正しさを見失ってしまいます。そんな変化を支える精神が、このカードに詰まっています。このカードには「慈悲・誠実・善良・道徳的」という意味もあります。『変化』が起きた時、常に「慈悲・誠実・善良・道徳的」という精神を持ち合わせることで正しい判断をすることができ、自分自身も大きく『進化』していくことになります。

これは簡単なことではなく、日ごろの小さな積み重ねが大切になります。小さな問題であっても感情に支配されず「正しいのは、どちらか?」とポジティブな視点で対峙していくことで突発的な問題にも、その思考で判断できるようになります。

ヒエロファントはコミュニケーションのカードでもあります。自分の中に籠らず、色んな人とコミュニケーションを取ることで問題解決の糸口を見つけることが出来たり、気持ちを伝えることで安心出来たりします。このカードは多くの意味を含みます。まだまだ、ここでは書ききれないくらい色々な読み方が出来る複雑であり多彩なカードでもあります。鑑定で、このカードが出た時は先生にどういう意味か聞いてみても楽しいですよ!大切なことは、どんな状況であれ「冷静と情熱の間で正しい判断をする」ことです。私も心がけております。

『タロット』から学ぶ【安定】

タロットのⅣのカード、THE EMPEROR(エンペラー)皇帝の象意は『安定』です。このカードから本当の安定とは、どういったことなのか知ることが出来るのでご紹介します。

『安定』という言葉を聞くと、どういった状況を思い浮かべますか?辞書では「物事が落ち着いていて、激しい変動のないこと」と言うそうです。近年では「無難な」とか「維持する」ことを言うみたいですね。では、私たちの実生活において『安定』させていくために必要なことは一体どういうことなのでしょうか?

実際に自分の生活を『安定』させようと思えば、しっかりと働いて生活費を稼ぎ貯蓄もしたいですよね。さらに心を『安定』させたいとなると信頼できる友人や仲間、お相手がいたら、より良いですよね。つまり、『安定』させるために必要なことは行動なんです。動かないことではないのです。安定を求めれば時に面倒に思うことも苦痛に感じることもあるでしょう。人は、それを乗り越えて『安定』を手に入れるということです。

『安定』とは行動の中で作られます。変動をも乗りこなす気持ちが必要です。

エンペラーのカードはリーダーシップのカードでもあります。つまり『安定』を実現させるだけの強さ、意欲、行動力が備わっていることを示しています。落ち着いて動かないのは『安定』ではないということです。そして、『安定』は自分次第でいつでも簡単に崩れ落ちることも意味します。努力の継続、広い視野、秩序をもって『安定』を目指して参りましょう!私も惜しまず全力で精進して参ります🔥ご参考まで

『タロット』から学ぶ【成長】

タロットのⅢのカード、THE EMPRESS(エンプレス)女帝の象意は『成長』です。このカードは自分が成長するために必要なことを教えてくれます。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

『成長』とは、一体どういうことなのか。それはⅡのカードで身に着けた知識をもって行動することを示します。行動とは、自分だけのスペースで動くことではなく外に出たり色んな人と関わり、得た知識や思考を活かして動くことを言います。その行動こそ成長であり、行動なくして成長はあり得ないのです。

うまくいかないと逃げたくなったり、思い通りにならないと不安から諦めたくなったりもします。しかし、逃げたり諦めたところで、また同じ大きさの問題にぶつかった時に、また逃げて諦めて・・・を繰り返すことになります。問題に向き合って行動した結果、自分には難しいと断念することと挑戦する前に諦めることでは経験も人としての成長も断然変わってきます。

エンプレスは生み出したり、実りを示すカードでもあります。行動することで必ず何かが生み出され、実ることを意味しています。失敗すらも意味があり自分の経験値として栄養となります。Ⅱのカードで頭を使って向き合った先に『行動』があり、ちゃんと手順を踏む必要はありますが、このカードが出たら「行動せよ!」と背中を押されていると思ってください。新生活、不安や心配もあるかと思いますが、春の草花のようにグングン成長できるよう積極的に行動していきましょう。私も頑張ります!

『タロット』から学ぶ【向き合う】

タロットのⅡのカード、THE HIGH PRIESTESS(ハイプリーテス)の象意は『向き合う』です。このカードでは自分との向き合い方を教えてくれるので、ご紹介致します。

『向き合う』とは、どのようなことなのか?それは、動き出す前に冷静に頭を使って分析することです。

人生は選択の連続です。小さな日常から人生を変えるような大きなことまで幅広く、かつ沢山の選択があるかと思います。その選択に必要となる最初の行動が『向き合う』ことだと思います。

特に大切になるのは『良いこと悪いこと、どちらとも向き合う』ことです。もっというと自分にとって都合の良い方向だけを見ないということなんです。自分にとってネガティブな材料も目をそらさず向き合うことで冷静で賢明な判断が出来るとういことです。

ハイプリーテスのカードはバランスを示すカードでもあります。つまり、相反するものをバランスよく見ることを意味しています。自分の中の光と闇、ポジティブとネガティブ、得て不得手と向き合うことでどちらの自分も自分であり、バランスを取りながら安定した選択をすることが出来るということです。ぜひ、ご参考まで。

『タロット』から学ぶ【始まり】

タロットのⅠのカード、THE MAGICIAN(マジシャン)の象意は『始まり』です。このカードから物事をスタートさせる時の精神を知ることが出来るのでご紹介します。

何かを始める時というのはドキドキワクワクと同時に不安や心配も付きまといます。ポジティブとネガティブな感情が行ったり来たりしますよね。色んな気持ちを抱えながらでも勇気をもって踏み出した一歩は『新たな可能性』へ歯車が動き出します。大切なのは紛れもない『情熱』です。やりたいことに挑戦する熱い気持ちがエネルギーとなり、あなたを強くしてくれます。

誰しも最初は分からないし怖いんです。世の偉人達も最初は変人扱いされたりもしましたが、自分のやりたいことへの情熱を切らさずに追求した結果、大きな発見や開発がなされましたよね。そこまで大きなことではなくても、4月から新しい学校や職場、環境に進む皆さんに少しの勇気と大きな情熱で全力で一歩踏み出して欲しいと思いブログに書かせていただきました。

マジシャンのカードは自分の持っているものを全て出してスタートさせるカードでもあります。まだ不安があったとしても、思い切って前進しましょうという意味もありますので、失敗を恐れずに自分を信じてまいりましょう。皆さんの新生活が実り多いものになりますように。