娘と馬が結婚しました。怒った父親は馬の首を切り桑の木にくくりつけます。馬の革が飛んで娘をそのまま天に連れていきました。遠野物語の中にある馬と人間の恋について書きます。
馬と娘が生み出した神
岩手県の遠野地方には南部曲家(なんぶまがりや)といって、昔の家と馬小屋がくっついた、平屋でくの字になった家でした。馬も大切な家族として家の中で飼っていたのです。雪深い土地で馬との絆も深かったのでしょう。
娘さんと一緒に暮らす動物との恋の話に聞こえますが、桑の葉を食べさせて育つ、カイコという虫の話につながります。
別に馬でなくても、叶わぬ恋心というのは、今にも通じるところがある気がします。平民が王子様を好きになるように、周囲やましてや親御さんからは批判されるような恋でも二人の思いが強いところには何か不思議な出来事や、未来にもつながる定めもあるのでしょうか。
本当に好きな人との出会いや愛には奇跡が起こるかもしれません。馬も娘さんも馬のクビを切った父を恨むのではなく、逆に、カイコという虫を使って絹織物を村に言い伝えることになっていきます。
二人の禁断の恋の先には、子供のような愛の産物が生まれていく。それが産業につながっていくわけです。まるで神そのものです。それが本当の愛の創造物なのかもしれません。
たとえ、叶わぬ恋でも二人の愛が本物ならば、死んでも、その思いは届く。
さて、現代の恋愛は頭で恋をしていることの方が多いかもしれません。頭よりも心やからだの反応を感じていった恋や愛情を感じていくことを大事にしていきたいですね。
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