最近のタロットは可愛い絵柄や美しいデザインのものも多く、目移りしてしまいますよね。今回は、お洒落で魅力的・・・な話ではなく、定番のウエイト版タロットの絵の話になります。タロットの面白さって、やはり『絵』だと私は思っています。

例えばカップのⅡのカード。感情と向き合う意味がありますよね。カードの真ん中に描かれている赤い羽根の獅子と黒いウネウネ・・・この赤い獅子は置いておいて、羽と黒いもの(へび)は伝令神ヘルメスの杖(カードゥーケウス)なんです。ヘルメスは水星の守護神、つまり知恵やコミュニケーションを意味します。そして二匹の黒いヘビは均衡を保つことを意味しており、数字のⅡもバランス感覚や調和を示しているので意味合いもマッチしていますよね。
このように深堀すればするほど、噛めば噛むほど面白さが湧いてくるのがタロットだと思っています。赤い獅子も二人の来ている服の色も頭に付けている月桂樹やバラの冠も二人の体勢も奥にある家も全部全部意味があって知れば知るほど抜け出せなくなるほど楽しくなります。
タロットを占うこと、意味を知ることに集中しすぎると上手くいかない時に「私ってダメなのかも」とか「私には無理」という気持ちになってしまうかもしれません。でも、何事も学ぶ原点は「楽しむこと」だと私は思うので、自分にとってのキュンを見つけながら進めていくと良いと思います。占ってもらう時、気になるカードが出たら積極的に聞いてみるのも楽しいですよ。