
おいしいごはんを食べても、豪華なドレスを買っても、満足感は長続きしないものです。お金があったらとか、もっときれいになっていたらとか終わりのない欲求が次から次に押し寄せてきます。
欲の理由を考えてみましょう。少しでも足るを知ることができると良いですね。
満足してもすぐ不満がでる理由
人というのは嫌なことはずっと覚えているのに、楽しかったりうれしかったことから忘れてしまいます。
そして、辛いときに楽しかったことやうれしかったことを思い出したりする。そうやって、自分の感覚から外れて、他人の喜ぶすがたをうらやんだり欲しがったりする生き物なんですよね。
満足したときの気持ちや感情をその場でしっかり味わうことをしましょう。
満足したときの感じかたの問題なのかもしれませんが、
すぐに、もっとおいしいものを食べるんだ!
と、その場の感情を味わい尽くす前に、先に進んでしまうからだと思うのです。
楽しいときのその場の感情と思い出を一緒にすることなんです。時間をかけて味わうなど、その瞬間を感謝して過ごしてみましょうね。

無用の用(むようのよう)しるなし
これは荘子が説いた言葉で、「役に立たないことも役にたつ」という意味です。
役に立ちそうもない大きくて曲がった木があって、何年も切られずに残った結果、切られずに残り、結果的に森を守り周囲の木も切られずに済んたという。
一見無駄に見えるものが、かえって大きな役割を果たすこともあるのですね。
話を戻すと、豪華な食事もドレスも一瞬の満足を求めてしまうと長い目で見たとき、本当に大切な健康や財産を奪うことにつながるかもしれませんからね。
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