今回のコロナのように、いつもの日常から急激な変化があると、もと通りにしようとしたり、絶望したり別の方法を探して回ります。自然は変化することや、変わることを教えてくれています。
幸福指数が世界一高い国、「ブータン」では競争をするのではなく
「与える喜び」を教えています。
今回は自分のことより、周りに与えるという幸せについて書きます。
ブータンの教育は与えることで心が満たされると教える
先にも書きましたように、日本は、失われる怖さや老後の心配や、貯金が減るとか、失うことの準備や対策を備える生き方を教えていっています。それがいままでの日本教育でした。税金を支払うことも備えであり義務としています。
いつもと違ったり、いつもの日常が変わることは、緊急事態となってしまいますからね。
さて教育はというと
失うことを教える日本。あることを教えていくブータン。
自然の中では、思い通りにいかないことばかり。田んぼでお米を作るとしても、長雨や日照不足、日照り、虫の被害、台風、稲の病気、毎日水の量を管理したり調整したり世話をします。自然の中で生活するということは、このように自分ではどうしようもないコントロールできないことばかり。このような中で生き抜くために人々は村をつくり、協力し合うのです。いかなる変化にも対応できるようにしたのでしょう。今は、他人にも頼れない日常になってしまい、ひとりで苦しい生活を強いられているかたも多いかもしれませんね。
健康保険を支払うのは健康な方にとっては、とても負担が大きいものです。これも、健康が損なわれるためにお金を払っています。
なくなることに時間やお金を取られる生活がいいですか?
一方、ブータンでは
あることを教えていくブータン
ブータンの人口は約67万人ほど。小さい国ですが、生きることの意味を考えるより、自然にとともに生きる。自分たちは無力、だから助け会うし、与えあいます。そのほうが、自分のスペースや立場や力を奪われる怖さから解放されます。
「ある」という側面から出発しますと、怖くないでしょう。
恋愛も生活も、自分のことより、与えることを例題にしたいです。
ある算数の問題では
・日本では、えんぴつを9本もっていました。そのうち8本がおれていました。おれていないえんぴつは何本ですか。
・ブータンでは、えんぴつを3本もっています。ふたりにあげると何本のこりますか。
日本の算数の問題とブータンの算数の問題の違いは、「すでにある」ことを前提にした、小学校の算数の問題です。小さいころからすでにあるということが始まりで生活ができることは、心が豊かになりますね。
あることを前提にすると、今ある生活や、食べ物、仕事、健康もすべていとおしく思えるようになり、感謝の気持ちでいっぱいになりますね。
最後までお読みくださってありがとうございます。
まんまマリア