自分自身がギバー(与える側)なのかテイカー(与えられる側)かという議論を耳にします。その二種類のバランスを取るのがマッチャーと言います。こういった人種を分類するようなものって、人気がありますよね。分かりやすいので、誰でも理解しやすいし、人というのはカテゴリーを分けると安心する性質を持っていますから流行るのも分かります。
しかし、実際はこんな簡単な分け方が出来るわけがありませんよね。でも、人の性質としてハッキリ分かりやすくカテゴライズされると理解が早いし精神的に楽になるので分けたがりますが・・・
ほとんどの人は大きなグラデーションを持ってギバーであり、テイカーであり、マッチャーという性質を持ち合わせています。そのうちパーセンテージが多いのはどれかということであって。

そして得る側になりたい人こそ理解してほしいのが「与えるからこそ与えられる」ということです。与えられているように見えて羨ましく感じる人ほど、しっかり人に尽くしたり存在自身が与える側にいます。この世の中、ただただ得るということはあり得ないということです。まさに「自分のしたことが返ってくる」つまり因果応報ということです。
ですから言葉やカテゴリーに惑わされて自分や人を決めつけるのではなく、親切にしたら親切が返ってくるし優しくしたら優しさが返ってくるとシンプルに考えてみてくださいね。