母ちゃんとピップエレキバン。家族でありがとう

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最近笑いました。おもしろいこと。それは亡くなったかたの思い出からでした。

もう10年ほど前に、わたしは葬儀の後、自宅で大笑いをする親戚や近所のかたをみました。ものすごく、不思議な光景でした。亡くなったかたのお骨の前で思い出しながら、笑うのですから。

笑いには人を前向きにする力があるんです。

笑いとは、ひとの不幸をみて笑うことが原点です。いいんです、あなたもクスって笑ってください。

今日はこの笑いについて書きますね。

おもしろいとは

数年前までは、テレビを見てもYouTubeを見ても笑うことができたんですけれど、最近ではつまらないことばかりです。

それって、何も変化がないからではなくて、「つまらないから」ではないかな。

では、おもしろいとは、どういうことかというと。

ちょっと小話があります。

ピップエレキバン

父ちゃんは頭痛持ちで、仕事で夜も遅くて、おまけにうちにいるときは子供とも遊ばないで日中は寝てばかり。そんな青春時代も終わって都会にでた自分。

ある日、実家にお米のお礼に電話をした。母ちゃんは家にいなくて、とうちゃんがテンションを上げて明るく「あんな、ピップエレキバンだけど」っていきなり言った。

きっと、父ちゃんは長年の鬱から、最近では躁鬱の躁になったのではないかと、不安に駆られた。すると、「ピップエレキバンのせいなのよ!」とハイテンションで話てくる。これは、父さん調子悪くなったんだって思って、ますます心配になってきた。

すると、父が言った。

おれが、前から頭痛のときピップエレキバンをつけて頭痛を和らげるために、貼ってたんだけど。ある日、母ちゃんもやってみたら、頭痛が治ったって、喜んでいたんだ。頭が痛いとき用として、後頭部に、ある3つの点を書いてくれって。ここにピップエレキバンを3か所、つけると頭痛が治るといってる。

これってその点なんだよ。

父ちゃんの自然な笑いがそこにはあって、それを聞いて自分も笑う。

どのあたりに笑いを感じるかっていうと、「えっ」という驚きなんです。笑わせるつもりのないところがおもしろい。

母ちゃんは笑いのてんさいだね!

笑い飛ばす

そんな驚きを感じられるのは、身近で大切な人の死などもそのひとつです。おじいさん、おばあちゃん、両親。大切なかたが亡くなったら、とても悲しいでしょう。

冒頭でも書きましたが、

笑いの原点は不幸を笑い飛ばすこと

昔から伝わる笑いは人の死を笑いに変えた

笑いとは悲しみを忘れることではなく、驚きのように視点が変わる驚きがボケに反応して、突っ込みが笑いになるのかなって思う。

笑いはひとを幸せに変えてくれる原点なんです。

今月は母の日がある5月でしたね。お母さんには、大きな愛情と、笑いをくれるユニークな視点をもっていました。

あなたのお母さんのおもしろい話を聞かせてくださいね。そういえば、いつも冷蔵庫を洗濯機と言って、わたしを笑わせてくれました。餃子とシュウマイも間違ってたな。

最後までお読みくださってありがとうございます。

まんまマリア

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