今回の新型コロナウイルスの存在によって、わたしたちにもたらしたのが、この「濃厚な部分について考えること」が増えました。
感染拡大を抑えて濃厚接触をしないようにということ。今まで日本人の活動って濃厚だったのかなっていうと、気持ちや感覚、ふれあいの面では濃厚ではなかったなって感じています。
特に濃厚じゃないなって感じるのは恋愛における男女間です。性的なふれあい以外では、スマホやゲーム、YouTube、ネットフリックスや、映画などに奪われてしまうようになりました。
二人の会話というより、パソコンやスマホとの濃厚接触ばかりしているように感じています。
触れているもの
いままで何と向き合って濃厚接触してたかなって、考えをめぐらします。
気が付くと、接触してるのは、歯ブラシと、おはしと、化粧道具と、スマホと、パソコン、エレベーターのボタンだけ。
人との接触などしてないなって。思い返していたりする始末。少しぐらい人のぬくもりを感じた日があったかしらってなります。
わたしのとなりにも、あなたのとなりにも、こんなに近くに大切な人がいたという、存在に気づかされました。
ひとりで生きているんだって思っていましたが、そうではなかったということ。人類はひとりでは生きれていないのですね。
必ず誰かのおかげで仕事にも行けるし、買い物もできるし、電車にも乗れますからね。
濃厚接触しているものは何ですか
男女間の触れあいでも、一緒にマラソンしたり、肩をもんだり、話をしたり、聞いたり、ひとつひとつがとっても必要なふれあいだということ。
今回の自粛で何が必要かどうかではなくて、わたしたちの感覚として思い出に刻まれるものの大切さがあるということ。
会う機会をなくして
ふれあいを忘れていたなって思い出せたのですから
おひとり様でもちゃんとふれあいの機会はあります。食べ物や、動物、自然、土、水、泥、雨、雪、油汚れなど。ふれてみてください。果物の冷たさや、熱々のごはんの香り。動物のにおいやぬくもり。
ふれあいの感覚を思い出す
これから濃厚接触したいひと
気が付くと世界の感染者は140万人を超えています。こんなにも多くの人とのかかわりがあるのが人間なんだということ、ウイルスを通して人の繋がりを見せつけられているようです。大切なものは目に見えない。
いままでいてくれるのが当たり前だった人が死んでしまう。つぶれることはないだろうと思っていた会社が倒産する。観光地にはお客様がいて、どの店も大繁盛という光景はもうない。この先は、もっと力を入れていかないともとのような賑わいにすることが難しくなるかもしれませんからね。
失うことは、そこに残ったのは感謝や愛されていた、愛していたという実感を取り戻せるということです。
それは外側に感じるのではなく、みんなの内側、胸の心臓のあたりで感じるものなのです。
さあ、今すぐ濃厚接触したいものは見つかりましたか。このイベントが終わったころには真っ先に大切な人のもとに行っていることを願います。
今日はここまでで。最後までお読みくださってありがとうございます。
まんまマリア