たとえダメになっても次のチャンスはある
占い初心者が集客をしたり、ブースに出るというのは難しいと思っています。
たまたまご縁があって、箱根で占い師の仲間入りをしました。
この場所が私にとってのホームになればと願っていたのに、占い師をクビになってしまいました。
クビになった理由やどうやって、救われたかご紹介します。
写真は桜の咲く季節
箱根登山鉄道の写真です。
初夏はあじさいが車窓を彩ります。
このころの箱根は火山活動の影響で観光客はまばら、
もちろん鑑定に来てくれる人もほとんどいませんでした。
占いの収入が無くても、電車で箱根に登るのがとても楽しみでした。
バスで登るよりも、電車は時間がかかるため朝はバスを利用することも多かっです。
こんな風に観光客気取りで余裕をかませるのは
交通費が支給だからなんです。ありがたや、ありがたや
<占い師さんとの出会い>
占い師が続々とメンバーに加わってきました。
中でも近所に住んでいる先生と仲良くなり、会話もはずみます。
先生はパワーストーンに詳しく、アクセサリーをご自身で販売されている方。
二人でお店の石の販売に対して私達の考えをご提案させていただいたのです。
しかしそれは、受け入れてもらえる内容ではなかったのです。
今思うと、占い師目線だったのかもしれません。
どんなお店にするか決めるのはオーナーしだい
占いの他にパワーストーンを販売するお店に
とって難しいのは、占い師が石に触れることです。
触ることが悪いのではなく、あまり提案しすぎるものではないということ。
あくまでも、占い師ですから本業の占いに力を入れるべきでした。
箱根の観光客の減少は商売をするものにとって痛手です。
ご来店される人数も少なくなりました。
お店側は占い師さんを抱えていける余裕がなくなり、交通費の支給も難しく
結局私達は、クビになったわけです。
このクビになるときにもドラマがありました。
クビになった理由とは
箱根でしばらく落ち着いて占いをすることを望んでいました。
ところが箱根の火山活動の影響で観光客が減り状況が変わっていきます。
この日はオーナーと一緒にパワーストーンを買い出しに東京の御徒町まで行く予定でした。
仲良くなった占い師さんと私は、オーナーの付き添いです。
9時に小田原駅で待ち合わせをしたのですがオーナーの姿が見当たりません。
電話をすると
近くのカフェに居るとのこと
「え・・なぜ、カフェに居るの、
意味がわからない?」
<指定されたカフェに行ってみる>
お店の経営状況の悪化から、
これ以上は仕事を頼めないとお話しされていました。
そして、私達の提案を受けられませんと丁寧にお断りされたのです。
私達占い師たちがお店側に提案していた内容は
簡単にいうと、もっと手伝うのでお金をくださいねというもの。
・交通費の支給
・石の加工料金の設定
・戦略に関しての提案
私の本当の気持ちは
「このまま箱根で占いをしても収入が見込めないから、これ以上は無理かな・・」
なかば強引に話を切り出しました。
自分では良かれと思っていてもオーナーの立場からは、ただのおせっかいに
なっていたのかもしれません。
みな精一杯やっているのです。
カフェで別れた後、私達は予定通り東京の御徒町へ向かいました。
小田原駅から上野の御徒町駅までどんこう電車で2時間かかります。
駅につくと電話が鳴りました。
電話の相手は占いの教室の先生。
御徒町駅にほど近い湯島のブースにいらっしゃるとのこと。
ちょうど近くにいるのでお会いして話をすることに。
なんと、湯島の新しいブースのお話と占い師として出演のお話しでした。
さっき、クビになったばかりなのに次の場所がみつかるなんて奇跡です。
しかも二人とも!
クビになった当日に他から声がかかったのです。
出演が決まったのです (パチパチ)
この日は本当に不思議な日でした。
問題は東京まで距離があるということ。移動時間は2時間です。
さあどうしたものか。ここまで来たらやるしかないでしょう。
占い師になってみた人