口紅

私が、始めて口紅を買ったのは

高校ニ年の春でした。

三越のシャネルコーナーに飛び込んで

店員さんにアドバイスを受けて買いました。

ローズピンクのその色に

ときめいたものでした。

それから

素敵な店員さんに魅了された

事実があって

そのコーナーの常連に、なりました。

安月給なので、一月に一つだけ買うと

決めて

お化粧も習いました。

新商品をサンプルでもらうのは、

私のお気に入りでした。

ある時

オレンジゴールドの新色が出ました。

深紅のなかにオレンジが混じり合い

絶妙にゴールドを浮き出すのです。

美しい❗💞の一言です。

廃盤になるまで私のお気に入りでした。

最後の1本になり、綿棒で書き出してぬっていました。

ある朝、いつもどおり出勤で玄関を出るとき

母とすれ違いました。

「アレ?」

農作業に出ていた母の唇に

口紅がついていたのでした。

お洒落、反対!と言われてきたので

化粧に金かけるな!

垢洒落〰!

と私を罵ってくる母だったので

化粧は、母の敵~😱

私はそう思い込んでいました。

「え?口紅💄💋✨?」

瞬間かえって来た言葉は

「バカにするナ!💢😠💢」

でした。

エー!😱

玄関の棚に、空になった口紅のケースが

転がってるのが目に入った。

幾度も

ヘリが速いなあとは、思っていたのですが。。。。まさか

母も気に入っていたんだ~😱と思いながら

面食らったので、

駅に行く道すがら頭が真っ白になりました。

口を開けば小言。。。

母が口紅を我慢していることに

随分長らく思考が及ばなかった。

馬車馬のように働いてきた母。

私に無駄遣いするなと言いまくる母!

反発しか覚えられなくなった幼少期から

。。。。。

とっても心に溜め込んでいタンダネ

私~😱

その時は

私の心は、怒りと反発の雲に覆われていて

気づくことさえ封印していた。

今は、

亡き母が何色の口紅が好きかとか

知らない~😱

その時、ほとぼり冷まして

聞けたらよかった。

口紅をプレゼントできたらよかったなあ

と、

しみじみと、思います。

私達は心から話したこと無かった~😱

ただ母が、言って欲しかったことは、今わかります。

[母さん🪷

美人さんで、グラマー

賢いー💫

天才そして働き者~⤴️

オレンジゴールドの口紅は似合ってました。

前から認めていたよ~!!!⤴️]

!!!!

でも、

言葉に出来なかった

大人になった。今➰❤️

いっぱい母の、華やかさを認められる!

今母を抱き締めて伝えられる!

だから

これを教訓にしますね。

出来ても出来なくても

今あることを認めて言葉にするって

大切なんです(*>д<)ねー!

また目をそらそうとしたかもしれません。

みんな、称賛されたいんですよ➰❤️

絶対~⤴️

これに気づいてあげられたらいい気がします➰❤️

ふと、過去の扉が開いたので🖋️をとりました。

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コメント

  1. 篠田 より:

    先生漆黒の赤口紅似合うよね

    1. 夢★ 兎月 より:

      ありがとう❤
      凄く嬉しいです。
      そうそう血の滴るような赤が好きです♥️

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