小さい頃
私は、四六時中川の中にいた。
唯一の遊び場になっていた。
大人たちは、
こぞってかっぱの話を
してくれた。
「尻子玉ヌカレルゾー❗」
「かわの中に、足ひっばられるぞー‼️」
そして、馬や人が命を落とした
絶命したはなしをしてくれた。
私は、それで川を徘徊していたかもしれない。
いわば、かっぱに会ってみたかったから
今ふと気がついた。
昔ばなしが好きな私は、
目を見開いて口々に語る大人たちを見て
ワクワクして、スリリングを覚えたかもしれない。
川の冒険は、はじまった。
オトナの語り口調は、面白いほど
スリリングだった(笑)
小川という小川
川と聞けば何処でもいった。
自分でもわからないまま。。。
この衝動が止まらんかった。
もしかしたら、未知なる生物
カッパを探していた気がする。
ある時、近所のいずみ君が
川でなくなった。
大好きな先輩である。
悲しんでいたら。。大人たちが
「シリコダマ抜かれてたらしい。。
可愛そうに!💦」
と私の前で次々はなしだした。
本当に?本当に?
かっぱは、何故か
悲しみよりも更に
私の、好奇心と不思議を掻き立てたかもしれない。
ミステリーの沼にこの時はまった。
かっぱは、時々
今でも頭に浮かんでくる。
私、かっぱに会ったのだろうか?
ミステリーは、未だに続いている。