
「トラウマがある」って言う方が います。
学生時代の友人で、凄まじい経験をした子は、授業中や試験中に、
辛い体験を思い出し (フラッシュバック)、授業や試験を抜けることが続き、結局、退学しました。
友人ほど重い PTSD(心的外傷後ストレス障害)でなくても、
酷い振られ方をしたとか、壮絶ないじめとか、
DV (ドメスティック・バイオレンス:近い関係の方からの暴力) にあったなどで、
思い出すと苦しくて、思い出したくないのに、何度も思い出してしまう記憶を持っている人がいます。
私の尊敬する、精神科医の樺沢 紫苑 (かばさわ しおん) 先生が、
トラウマの対処法を動画にあげていたので、シェアします。
先生は『ストレス脳 (アンデシュ・ハンセン著)』からお話されていました。
①なぜ、忘れたい記憶を忘れられないで、
何度も思い出して嫌な気持ちになるのか?
→→→
それは、忘れたい記憶は、自分を守るために、
生き延びるために重要な記憶で
『脳』は、持ち主を生き延びらせるため、
能力を発揮して、忘れないように頑張っている。
忘れたいほど辛い記憶は、命の危険を伴うような体験なので
『脳』は何度も思い返して、記憶に定着させようとしている。
覚えておかないといけない、2度と同じ経験をしないように、と働いている。
『脳』は、持ち主のために、命の危険を伴うような体験を忘れないようにしている・・・
②過去のトラウマを忘れる方法は?
→→→
安心できて、落ち着く環境で、安全だと感じられる状況で、恐ろしい記憶を取り出す。
恐ろしい記憶、思い出したくないほど嫌な記憶を、少しずつ出してみる。
少し出して、何も起こらなければ、脅威が減る。
「思い出しても、同じことは起こらない」と認識できたら、記憶が書き換わっていく。
「話しても、同じような辛いことは起こらない」今の状況で、同じことが起こることは、あり得ない、
自分は「安全」な場所にいる。「安心」できる人といる。
自分は大丈夫。
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同じような状況がまた起こった時の対応策を考えられる。
対応策を準備しておく。
対応策があれば、逃げられる、回避できる、助けられる。
前と同じことにはならない。
と、考えられる様になれば、もう大丈夫。
思い出しそうになったら、安心できる人のところに行くか、安全な場所に行くか、してください。
ゆっくり吐いて、吐いた分だけ、ゆっくり吸って。
ゆっくり深呼吸して。
自然もいい。気持ちのいい空間に行ってください🏝️
安心できる人に手をにぎっていて もらいたいけど🤝
見当たらなかったら、私のところに来てください🦜