・前世の記憶は本当にあるのか?

・魂の転生はどのくらいの時間を要するのか?

この様な疑問は、前世療法やスピリチュアルな視点からさまざまな解釈がされています。

一般的には『魂は霊界で一定期間の休息を経て次の人生へ向かう』と言われますが、場合によっては驚くほど短期間で転生する事もあります。

A様のご家族でも、そう感じる経験をされております。

姉の死と娘の誕生の不思議な一致

長男、長女に恵まれ、子供は二人のつもりが思わぬ3人目の妊娠。。。

そしてその子はA様の姉が亡くなった日、ほぼ同じ時刻に、A様の娘が生まれました。

偶然と言うには、あまりにも出来すぎた話です。

長女の出産時、破水して病院へ行くと、医師は『破水すると赤ちゃんが呼吸できないから、すぐに出産しましょう』と陣痛促進剤を使い、即座に処置を施しました。

しかし、姉と同じ誕生日を持つ次女の時は違いました。同じ病院、同じ医師にも関わらず、破水して病院に行った所まで長女と同じ条件にもかかわらず『様子を見ましょう』と言われ、日付にして3日をまたぎ、結局29時間後に出産。

両親に出産の報告をすると、それは姉が亡くなった時間とほぼ同じ時刻でした。

まるで、亡くなった姉が父に再び会う為に次の人生を選び、家族の元へ戻ってきたかの様に。。。

この出来事がずっと気になり、A様は前世療法を受けてみる事にしました。

すると、次女は、亡くなった姉の生まれ変わりである。という驚くべき結果が出たのです。

前世療法で明かされた魂のつながり

前世療法では、深い催眠状態に入る事で、魂の記憶にアクセスできます。そこでは、次女の魂が『姉』として生きていた前世の記憶が浮かび上がりました。

お腹の中で父の声を聞きながら会う事を楽しみに過ごし、生まれた日。父の腕に抱かれる事もなく、生まれてすぐに亡くなった姉の前世が見え、自分の力ではどうする事も出来ない虚しさ、悲しさを感じたのだそう。。。

魂になった姉は、今世では娘として生まれる事は出来なくても、孫として生まれ、存分に可愛がられる幸せな未来を望みました。

3日もかけて生まれてきたのは、生まれ変わりだと父に気づいてもらう為のサインだったのかもしれませんね。

魂は、学びのために転生を繰り返します。

その間隔はケースによりますが、今回のように極めて短期間での転生も珍しくありません。特に、強い絆で結ばれた魂は、何度も同じ家族として生まれ変わると言われています。

近い時代に転生する理由

一般的には、魂が転生するまでに数十年〜数百年かかると考えられています。しかし、以下のようなケースでは、近い時代に転生する事もあるのです。

1. やり残した課題がある場合

2.魂の絆が深い場合

・ 家族や大切な人と再び巡り合うために、短期間で転生する事があります。

3.事故や急死による転生

・戦争や災害、事故で急に亡くなった場合、魂が次の人生を早く選ぶ事があるとされています。

4. 霊的な使命がある場合

・亡くなった後も何かを成し遂げたい

という強い意志があると、すぐに新しい人生を始める事があります。

今回の出来事も、姉の魂が家族のもとへ戻る事を選んだ結果だったのかもしれません。

転生のサインに気づくには?

もし家族や身近な人で前世のつながりを感じる場合、いくつかのサインを意識してみましょう。

  • 生まれ変わりのタイミングが一致する (亡くなった日と誕生した日が近いなど)
  • 幼い頃から故人の記憶に似た言動をする
  • 特定のものに強い愛着や懐かしさを感じる
  • 家族の中で特別な縁を感じる

A様の場合、出産後も父(娘の祖父)と娘のつながりの深さを感じ、この子は父に会う為に生まれてきたと感じたそうです。

前世療法を通じて『魂は時を超えて繋がっている』という確信を得ました。

転生は、遠い過去からのものだけではなく、驚くほど近い未来にも起こりうるのです。

この出来事を通して、『人生には偶然などない』という事を改めて実感しました。魂の旅は続いており、私たちは大切な人と何度でも巡り合う事ができるのかもしれません。

羊乃 愛癒 (ひつじの めい)