ストレス発散

色眼鏡で価値観チェンジ

あなたの人生の満足度は気持ちが大きく影響します。

たとえば職場の忙しさや、人間関係のイライラなど。

不機嫌の延長線上には精神的な負担の抱え込み過ぎがあり、人によっては療養が必要な状態まで悪化する場合もあります。

ここでは、そうなる前に自分にのしかかる負担をコントロールしながら、機嫌よく仕事をするコツについてお話し致します。

機嫌は、「気持ち」と密接に関係しています

気持ちは、細かく分けると「情動(Hモーション)」と「感情(フィーリング)」に分けられ、何か起きた時に、まず情動が発動され、次に感情が出ます。

情動とは、出来事への瞬間的な心理的な反応で、上から何か落ちてきたら「ドキッ!」とし、宝くじで大きな賞を当てた時は「やったぁ!」と反応するでしょう。

個人の反応の差はあるとしても、大体の方が同じような心の反応になるのが特徴です。

しかし、この情動に対して、認知というプロセスを介して、人それぞれで違った感情が生まれます

仕事のミスで叱られる瞬間は、「やってしまった」というネガティブな情動が発動し、対して、「周りにバカにされるかも」という認知での恥ずかしいという感情や、「降格させられるかも」という認知での不安の感情が湧き上がるかもしれません。

その一方で、「自分のために言ってくれている」という認知での感謝や、「これで自分の課題が見えた」という認知での向上心という感情になる人もいます。

同じ出来事でも、これだけ感情は異なります。

「色眼鏡」を取り換えて、物事を捉え直す

このように、「認知」は、起こった事実の見え方を変える色眼鏡です。

個人の価値観や思考の癖でもあり、今までの知識や経験によって作られたもので、Aが起きている時に「Bに違いない」という思い込みや「Cをすべきだ」という決めつけも働きやすく、不機嫌から抜け出せない事も良くあります。

この色眼鏡をうまく使いこなす事がご自身の気持をコントロールする事に繋がるのです。

大前提として、自分が「色眼鏡をかけていると認識する」事。

イライラしたり意気消沈した時は、今の感情が色眼鏡のレンズを通して生まれている感情である事を、つい忘れてしまいます。

そのネガティブな感情に引きずられず、機嫌良く過ごせる人は、この色眼鏡を柔軟に取り換えて、目の前で起きた物事を捉え直し、自分の中に落ち着いた感情が生まれるように、都合の良い色眼鏡に取り換えるのが上手です。

それだけ多くの選択肢を持っているという事です。

色眼鏡を取り換える【気持ちを切り替える】5つの方法

1:鏡を見て自分を客観視する

1つ目は、自分の顔を鏡で見る事。

色眼鏡を取り換えるには、今の自分の状況を俯瞰的に見るのが有効な手段。

特に、イライラしている時に鏡を見ると、どんな顔になっているでしょうか?

「自分を追い込みすぎている」「無理しすぎている」と、自分を客観視する切っ掛けになり、気持ちを切り替える効果があります。

更に、鏡の中の自分に「良く頑張ってるよ」と声を掛けてあげるのも、等身大の自分を認めて心穏やかにする方法です。

2:他の人ならどう動くか考える

2つ目は、「あの人だったらどうするだろう」と想像してみる。

尊敬する人、推しキャラ、歴史上の人物でも構いません。

同じ場面に遭遇した時、あの人だったらどうするか考えるだけで、自分と異なる価値観を手に入れる事が出来ます。

また、多くの人と関わる事は、より多くの価値観に触れる切っ掛けになるので、普段から家や職場ではない地域のコミュニティーや趣味の集まりなどのサードプレイスも積極的に作るのも良いでしょう。

普段は関わらない人の話を聞くだけでも、新たな発見があるものです。

3:イラッとしたら真似してみる

3つ目は、真似をする事。

人間は誰でも悔しい思いや嫉妬をします。

「頑張っているのに評価されない」という不満だけではなく、「あの人は手抜きの仕事しかしていない」「偉い人に媚びてるだけ」と決めつけてはイライラしっぱなし。。。なんて事も。

そのような時は、あえて相手を観察して真似してみましょう。

学ぶのは真似する所から。

その人が上手くやっている秘訣が分からない時は、素直にその方に聞いてみるのも効果的です。

時には、高いプライドという色眼鏡を外して相手に関わる事で、見えてくる事があります。

4:自分が恵まれている部分を探す

4つ目は、比較する事。

落ち込んだ時に「もっとブラックな会社もあるし、まだマシか」と考えてみる事です。

どれだけ辛い事があっても、自分は恵まれている方だと思う事で気持ちを切り替える事が出来ます。

他人との比較は抵抗があるかと思いますが、これは他人を可哀そうと思う事ではなく、見逃している自分のプラス要素を探す事を意識する事に意味があります。

5:小さなケア方法を沢山持つ

5つ目は、普段からのストレスケア。

生きている上で、ストレスは誰でも感じるもの。

抱え込み過ぎずに心身のケアをする習慣を持つ事で、認知をコントロールする余裕を持てます。

ケアの方法は、沢山寝たり、好きな音楽を聴く、サウナに行く等、人それぞれ。

ご自身のストレス解消法を見つけておきましょう。

海外旅行に行くような壮大な方法だけではなく、高級な入浴剤を使う、メイク道具を変える、コンビニスイーツを買う、美味しい物を食べる等の小さなケア方法を数多く持っている方が、コマメなストレスケアが出来ます。

「色眼鏡」という言葉は否定的な言葉の様に感じられるかもしれませんが、人は誰もが持っている事で、その事を受け入れる心が大切です。

自分だけではなく、相手も色眼鏡をかけていて、他人と価値観が違うのは当然。

沢山の色眼鏡を柔軟につけ換える事で、ストレスを抱え込みにくくなったり、折り合いをつけやすくなったり、トラブルが起きても他の方法を見つけやすくなったり、自分のキャパシティに合わせた持続可能な機嫌の良さを手に入れましょう。

あなたのストレスが少しでも軽くなり、人生が充実します様に。。。

羊乃 愛癒 (ひつじの めい)

心の浄化してますか

貴方は我慢ばかりして、出せない感情をしまい込んではいませんか。

人は感情を抑え込むとストレスを感じるようになります。

貴方は溜め込んだストレスなど、負の感情をどの様に浄化していますか。

自分に合ったストレス解消法を知っていますか?

運動など身体を動かす発散法が苦手な方は、涙活はいかがでしょうか。

動の浄化

『動』の浄化は運動など汗をかく事で負の感情を出しスッキリさせます。

カラオケなどで歌ったり叫んだりも有効です。

美味しいものを食べる

気の合う仲間に会う

気分転換に出掛ける

ショッピングへ行く

ストレッチをする

静の浄化

瞑想をする

読書をする

映画を見る

音楽を音楽を聴く

温泉やお風呂に入る

アロマテラピーやマッサージを受ける

涙活

『水に流す』という言葉があります。

従来のいきさつや悪い感情を一切忘れてしまう事・一掃してしまう事です。

人はストレスを感じると、交感神経が働きます。

交感神経と副交感神経をバランス良く切り替えが行われないと自律神経が乱れます。

強いストレスを長期に渡り感じると交感神経が強くなり自律神経のバランスを崩し、身体のあらゆる部分の機能の調節が乱れて行き、不調となって現れます。

涙を流す事は、脳が緊張や興奮を促す交感神経から副交感神経が優位な状態へとなり、脳をリラックスさせます。

あらゆる負の感情は涙と一緒に出ています。

『動』の発散が出来ない方は『水に流す!』涙活をお試し下さい。

ただ涙を流すのではありません。

玉葱や煙で目に沁みた涙では意味がありません。

涙活は心を動かして涙と共に水に流して浄化します。

涙を流す時は副交感神経を働かせる様に心を動かす事が大切です。

感動で心が動くような泣ける本を読んだり、映画を見たり、涙を流して下さい。

貴方のストレスが、少しでも軽くなりますように。。。

羊乃 愛癒 (ひつじの めい)