表題は大げさでしたが、高嶋ちさ子さんから『この様に言って良し!』と言われたので、言ってみたくなっちゃいました💕
先日、「高嶋ちさ子さんと12人のヴァイオリニスト」の日本武道館コンサートへ行って参りました。意外にもこの日が「12人の〜」のコンサートでは武道館初公演との事。そんな貴重なステージを生で体験できた事に、今も胸が高鳴っております。

ヴァイオリンの音色は、人の歌声と同じように奏でる人の個性が滲み出ます。どんなに同じ楽器を使っても、性格や生き方が音に宿る。そんなことを改めて感じた夜でした。高嶋ちさ子さんの音は、完璧主義で努力家な一面を思わせる芯の強さを持ちながらも、どこか優しく包み込むような響き。テレビで見る“毒舌キャラ”とは違い、音の中には繊細で思いやりの深い人柄が表れているように感じました。きっと本当はとても気遣い屋で、慎重な方なのかもしれません。思わず「どんな数秘を持っているんだろう。。。」「意外と自虐キャラ、芸術家肌、そして職人気質な努力家、これとこれは入っていそう。。。」等と、脳内の占い師がついうっかり顔を出してしまいました。
12人のヴァイオリニストの中でも、特に目を惹いたのは箕輪安佑子さん。彼女の演奏には幸福感が溢れていて、弾く姿そのものが音楽を楽しんでいるよう。見ているだけでこちらまで笑顔になり、すっかりファンになってしまいました。滲み出る表情って大事。恋愛をタロットで見てても、彼は私のどこが好きっていう質問でコロコロ変わる表情って多いかも。。。
12人がそれぞれの奏法で表現する場面では、音の掛け合いがまるで会話のよう。ビブラートの美しい波を聴いているうちに、幼い頃、私がヴァイオリンの練習をしていた時に父が「幽霊を出す練習をしてるのか」と冗談を言った思い出がふと蘇り、懐かしくて笑ってしまいました。
橘ひとみさんのキャラクターも印象的で、ステージ上での妖艶さと明るさの存在感はまさに光そのもの。演奏に合わせて優雅に舞う姿も美しく、音楽と舞の融合に心を奪われました。
そしてコンサートの名物とも言える観客参加コーナーでは、会場を左右に分けての歌対決!「日本武道館で歌ったと言ってよし!」という高嶋さんのお墨付きに、会場中が笑いと一体感に包まれました。
クラシックの枠を超え、笑いあり感動ありのステージ。圧倒的な技術と個性が響き合い、音楽が人と人をつなぐ力を改めて感じました。高嶋ちさ子さん、そして12人のヴァイオリニストの皆さん、本当に素晴らしい時間をありがとうございました。
