今日は節分ですね。
立春の前日は、スーパーやコンビニでも福豆や恵方巻が恵方巻が置かれ、盛り上がっておりますが、『季節を分ける』という意味である節分は、
立春・立夏・立秋・立冬の前日
実は1年に4度訪れるのです。
ではなぜ、この2月の節分だけがこんなに盛り上がるのか、不思議ではありませんか。
それは、旧暦の太陰太陽暦では月の満ち欠けを基準としており、立春に最も近い新月の日を元日(新年)ととらえていたため、大晦日に当たる立春前日の節分は『年越しの日』という意識されており伝統的な行事となったのです。
季節の変わり目には邪気が入りやすい
季節の変わり目には邪気が入りやすいと考えられ、『年越し』である立春前日の節分に邪気を払う行事が定着したのです。
形の見えない災害や病は邪気(鬼)の仕業と考えられ、その邪気や鬼を追い払い、幸運を呼び込むために穀霊が宿るとされていた大豆をまく事となったのです。
豆まき
豆まきに使われる豆は『福豆』を使います。
福豆とは、『豆を炒る=魔滅を射る』とされ、大豆を炒ります。
『力が増す』という縁起にかけ、升に入れた炒り豆を神棚にお供えすると、『福豆』の完成です。
神棚の無い家は南の方角のご自身より高い位置に白い紙を敷いてお供えしてください。
年越しの行事なので、豆は夜に撒きましょう。
食べる豆の数は、『来年も健康で幸せに過ごせますように』という願いを込めて数え年分。つまり年齢+1個です。
余った豆は福茶にする事もお勧めです。
福茶
湯呑に梅干し・昆布・福豆3粒を入れ、熱湯を注ぐと福茶が出来ます。
アレンジでお湯の代わりに緑茶やほうじ茶、玄米茶に変えると美味しく、山椒の粉を入れると味が引き締まります。
昆布の代わりに塩昆布を入れても美味しいですが塩味が強いので、少量にして下さい。
豆がふやけたら召し上がって下さい。
恵方巻
恵方巻は七福神に合わせて7種の具材の入った巻きずしを、今年の福と縁を切らない意味を込めてこれから始まる新しい年を歓迎してお祝いするのです。
関西から広まった風習で、その年の恵方を向いて願い事をしながら無言で一気に食べて下さい。
吉方位と誤解されやすいのですが、恵方とは、歳徳神(としとくじん)様のいる場所で、その年の福徳(金運や幸せ)を司る神様の事です。2022年は壬(みずのえ)。恵方は『北北西』です。
※恵方巻だけでなく、恵方の方角の神社を参拝したり、今年何かを始めて行う際に恵方を向いて行うと良いとされているので、今日だけでなく、2022年の恵方は北北西と覚えておいて下さいね。
※豆まきと恵方巻、両方行う場合の順番は、悪い事を祓って良い福を迎え入れる為に、豆まきを先に行って下さい。
🐑 羊乃 愛癒 (ひつじの めい) 🐑