神社には鳥居が。お寺には門がありますね。
そこで一礼は、殆どの方がご存知かと思います。
真ん中は神様の通り道なので端を通るのも知られていますね。
では意外と知られていないのが、どちらを歩くのか、どちらの足から踏み出すのかです。
鳥居・門の先の歩き方
正解は『左足から入り、左側を通る』です。
何故だか分かりますか?
神仏からみて左側が上位、右側が下位という発想があるからです。
なので、狛犬は神様から見て左側が口をあいた『阿形』。
右側が口を閉じた『吽形』が配置されているのです。
神様から見た左側、つまり私たちが向かう時の右側は上位ですので、下位である左側から入るのです。ちなみに、神社に向かっていく時の狛犬の左側は獅子ですが、古い時代の狛犬であれば、右側の狛犬には角があるので、チェックしてみても面白いかもしれません。
では踏み出しの足は?
左から入る時に右足から踏み出すと、自然と神様にお尻を向けて入る事になりますね。
そこで、左足から入るのだそうです。
願い事の誤解
神社は願い事をするところではありません。
神社は神聖な場所。
ここでは、神様へ日頃の感謝を伝える場所であり、また、神様の目の前で自分自身と向き合う場所です。
迷いや葛藤があったとして、決断や行動は自分自身でしなければなりません。
自分自信と向き合い、決断を宣言し、そして見守って頂きましょう。
お願い事は、神社ではなく、商売繁盛や、心願成就など、お寺の護摩焚きで、願いましょう。
本尊でお願いする場合は宗派で違うので、注意が必要です。
※禅宗や浄土真宗はお願い事に不向きです。
密教系(天台宗や真言宗など)の宗派の場合であればお願い事をしても大丈夫です。
※禅宗や浄土真宗はお願い事に不向きです。
関東であれば、成田山や川崎大使、浅草寺であれば、大丈夫ですよ。
神社やお寺での参拝時に是非活用して下さいね。
羊乃 愛癒 (ひつじの めい)