恵方詣で

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2025年は2月3日の夜10時10分に立春を迎えます。

恵方と聞くと、『恵方巻き』がなじみ深いかと思いますが、『恵方詣で』もお勧めです。

『恵方詣で』とは、その年の恵方にあたる方角の神社に参拝し、願い事をする事で、その年の運気を高め、幸運を呼び込むとされています。

また、初詣や年初めの行動を恵方に向かって行う事で、福を招くと考えられています。

恵方の方角

恵方とは、その年の運気を司る歳徳神がいるとされる方角で、陰陽道に基づいて毎年変わります。

恵方巻は、縁起の良いとされる恵方の方角を向いて食べる節分の風習です。

恵方の方角は、その年の十千(じっかん)によって決まります。

十干は甲(きのえ)、乙(きのと)、肉(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)、辛(かのと)、王(みずのえ)、癸(みずのと)の10種類です。

2025年の恵方は西南西やや西です。

豆まき

節分は旧暦の大晦日である2月3日【2025年は2月2日です】

元々、『節分』は、季節の変わり目である立春、立夏、立秋、立冬の前日を指していましたが、旧暦で新年の始まりを表す立春が最も重視された事から、いつの間にか立春の前日、つまり大晦日である2月3日を『節分』として、豆まきなどの行事を行う様になったのです。

節分の豆まきの始まりは、福を招くにはまず災いを取り除かなければならないという中国に伝わる『除招福』の考え方から由来し、新しい年の福を招き入れる為に豆を撒いて鬼(災い)を払い落とすという考えから始まった風習です。

恵方巻き

恵方巻とは、恵方を向いて巻き寿司を食べる節分の風習で、恵方を向いて物事を行うと『何事も吉』とされることから、江戸時代に大阪の商人などが商売繁盛を願って始めたのが起源と言われています。

恵方巻きを無言で食べることで歳徳神に祈りが届き、家庭運や健康運が高まるのだそう。

恵方巻の具材には、七福神にちなみ、かんぴょう・しいたけ・卵焼き・ウナギ・アナゴ・エビ・きゅうり・桜でんぶの7つを入れるのが一般的。

恵方巻の正しい食べ方

1・恵方を向いて食べる

恵方を向いて食べることは、恵方巻の基本的なルールです。

2・1人1本を切らずに食べる

恵方巻には福が詰まっているので、包丁で切る事はしないようにして下さい。

1人1本、丸ごと食べ、食べきれない方は、小さめのサイズや細巻きの恵方巻きを作ると良いでしょう。

3・願い事をしながら黙って食べる

恵方巻を食べる時、話をしながら食べると運が逃げるとされています。

心の中で願い事をしながら、1本を丸ごと黙々と食べましょう。

節分でおすすめの縁起の良い食べ物

大豆:豆まきの後で歳の数だけ食べると無病息災が叶うといわれています

イワシ:鬼はイワシを嫌っている

そば:細く長く、を断ち切るなど、縁起の良い意味が込められています

蒟蒻:解毒作用があります

鯨:心身ともに大きく育つことを願って

けんちん汁:精進料理のひとつ

福茶:豆まきの豆を入れて作る

麦飯:世の中が良い方向に回るようにとの願いを込めて食べます

ぜんざい:疲れた体、冷えた体を癒やすための甘い物として

羊乃 愛癒 (ひつじの めい)

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