浅草で占いをしていると、浅草寺で参拝してから来店される方が多く、おみくじの話も良く話題に上がります。
『浅草寺は凶が多い』という話も有名ですよね。
浅草寺の【凶】の確率は?
浅草寺のおみくじは『観音百箋(かんのんひゃくせん)』という平安時代から伝わる伝統的な方式に従って作られています。
浅草寺のおみくじは、筒から出た棒の番号を元に、その数字の書かれた引出しから、おみくじを取るという手法です。
棒に書かれた数字は1~100まであり、大吉は17枚、吉は35枚、半吉は5枚、小吉は4枚、末小吉は3枚、末吉は6枚、凶は30枚。
つまり、100本中、3割が【凶】となるのです。
末小吉を引いたとしても、100枚中僅か3枚しか入っていない、最も少ないレアなおみくじですので、何だか特別感がありますよね。
伝統的なおみくじは、3割が凶となるのですが、おみくじの吉凶の割合は、各神社仏閣に任されているので、全ての寺院がこの伝統に従っているわけではなく、引いた人が喜ぶようにと、凶の割合を低めに設定している場所もあります。
『浅草寺は凶が多い』という噂の真相は伝統的なおみくじの手法を守っているからなのですね。
吉凶の無いおみくじ
明治神宮のおみくじは吉凶が書いていない事で有名ですね。
明治神宮では吉凶の概念が無く、『大御心(おおみごころ)』という明治神宮独自のおみくじを採用しており、明治天皇や昭憲皇太后が詠んだ和歌の中から、厳選した30首に解説文を付け『大御心』と題してお渡ししております。
おみくじの良い順番は?
大吉や凶は何となくイメージが付きますが、皆様も迷う様に、やはり小吉や末吉の立ち位置が吉より良いのか悪いのかが曖昧ですよね。
おみくじの良い順番は、地域によっても異なり、複数のパターンが存在しております。
一般的なおみくじの結果は7種類あり、順番は2通り。
1つ目のパータンは、大吉・吉・中吉・小吉・末吉・凶・大凶。
2つ目のパターンは、大吉・中吉・小吉・吉・末吉・凶・大凶。
ちなみに浅草寺のおみくじは、大吉・吉・半吉・小吉・末小吉・末吉・凶の順です。
同じ7種類ですが、中吉や大凶は存在せず、他ではあまり耳にしない半吉と末小吉が入っています。
よろしければ参考にして下さいね✨
羊乃 愛癒 (ひつじの めい)