『人という字は一人の人が、もう一人の人を支えている字です。つまり、人と人とが支え合っているから人なんです。人は人によって支えられ、人の間で人間として磨かれていくんです。』
そんな名言があるそうです。
とても素敵な言葉ですね。
私もその通りだと思います。
何でも一人で自己解決しようとせず、たまには人を頼ってみる事も必要な時があります。
私の所へいらっしゃるお客様は頑張り屋さんが多いので、肩の力を抜いて寄りかかれるお相手が出来たら良いなと常々思います。
ですが、『人』という字の成り立ち(象形文字)は、人が自分の足で歩いている形で、人は一人で生きるもの。
逆に頼ってばかり、甘えてばかりではお相手の負担も大きくなってしまいます。
バランスが取れている程度が大切です。
特に恋愛や婚活では、『支えあえるパートナーが理想』という方は多いですが、支え合いではなく、支えてほしい願望が強い方もいらっしゃいます。
その望みは相手への依存や、過大な期待につながりがちです。
長い年月をかけてお二人の関係性が出来上がってからなら別ですが、最初からその期待が高いとお相手は負担に感じます。
お互いに一人で生きていて、その上で支える時や、支えられる時があるのは良いでしょう。
けれど、最初からもたれる事を期待していては、そうでなかった時に『裏切られた』という思いが、恨みや嫌悪に変わっていきます。
そうなる前に、相手に期待し過ぎていないか、一人で生きるという基本を忘れていないか、自分自身に問いかけてみて下さい。